コシヒカリの概算金2.8万円 全農とちぎ 「7月下旬に潮目変わる」2025年8月28日
全農とちぎは8月25日、2025年産のJA概算金を決めた。「コシヒカリ」は1等米60kg当たり2万8000円(税込み)で、前年産当初比+1万1700円である。全農とちぎは集荷力を高めるため、4人のチームを作り、県内JAの担当者とともに農家を巡回している。
JA概算金は「なすひかり」と「とちぎの星」はともに2万7400円(ともに前年当初比+1万1700円)とした。これを受け、県内各JAが、JAが生産者に払う生産者概算金を決める。
全農とちぎでは「生産コストが高止まりする中、営農が継続できることと、集荷力を回復し安定供給できるように、と考えて概算金を設定した。高温と水不足で作柄への不安が広がり、需給と米価をめぐる情勢は7月下旬に変わった」(米穀課)と説明する。
農家とのつながり回復へ、チームで巡回
全農とちぎは4月、4人のチームを立ち上げ、JA職員と同行してこれまで300軒の農家を回った。「昨年の集荷で苦戦したのは、商系との価格差だけでなく、コロナ禍もあってJAと農家とのつながりが弱くなったためではないか」という問題意識もあり、訪問先でJAの役割を伝えている。
25年産米の検査は始まったばかりだが、生育は順調という。
重要な記事
最新の記事
-
飼料用米、稲WCSへの十分な支援を JAグループ2025年10月16日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】本質的議論を急がないと国民の農と食が守れない ~農や地域の「集約化」は将来推計の前提を履き違えた暴論 ~生産者と消費者の歩み寄りでは解決しないギャップを埋めるのこそが政策2025年10月16日
-
死亡野鳥の陰性を確認 高病原性鳥インフル2025年10月16日
-
戦前戦後の髪型の変化と床屋、パーマ屋さん【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第360回2025年10月16日
-
「国消国産の日」にマルシェ開催 全国各地の旬の農産物・加工品が集合 JA共済連2025年10月16日
-
静岡のメロンや三ヶ日みかんなど約170点以上が「お客様送料負担なし」JAタウン2025年10月16日
-
高齢者の安全運転診断車「きずな号」を改訂 最新シミュレーター搭載、コースも充実 JA共済連2025年10月16日
-
安心を形にした体験設計が評価 「JA共済アプリ」が「グッドデザイン賞」受賞 JA共済連2025年10月16日
-
東京都産一級農畜産物の品評会「第54回東京都農業祭」開催 JA全中2025年10月16日
-
JA協同サービスと地域の脱炭素に向けた業務提携契約を締結 三ッ輪ホールディングス2025年10月16日
-
稲わらを石灰処理後に高密度化 CaPPAプロセスを開発 農研機構2025年10月16日
-
ふるさと納税でこども食堂に特産品を届ける「こどもふるさと便」 寄付の使いみちに思いを反映 ネッスー2025年10月16日
-
「NIPPON FOOD SHIFT FES.」に出展へ 井関農機2025年10月16日
-
マルトモが愛媛大学との共同研究結果を学会発表 鰹節がラット脳のSIRT1遺伝子を増加2025年10月16日
-
マックスの誘引結束機「テープナー」用『生分解テープ』がグッドデザイン賞を受賞2025年10月16日
-
北海道芽室町・尾藤農産の雪室熟成じゃがいも「冬熟」グッドデザイン賞受賞2025年10月16日
-
夏イチゴ・花のポット栽培に新たな選択肢「ココカラ」Yタイプ2種を新発売2025年10月16日
-
パルシステムの奨学金制度「2025年度グッドデザイン賞」を受賞2025年10月16日
-
鳥インフル 英国からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年10月16日
-
鳥インフル デンマークからの家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年10月16日