魚沼産コシヒカリを使った「日本酒の棚田オーナー制度」開始 津南醸造2025年9月12日
津南醸造(新潟県中魚沼郡津南町)は、NPO法人地域おこし(新潟県十日町市)と連携し、「日本酒の棚田オーナー制度」を9月から開始。「つなぐ棚田遺産」に選ばれた棚田を舞台に、都市と農村の交流で持続可能な村づくりに挑戦する。

棚田遺産「池谷・入山棚田」
同プロジェクトは、2004年の中越地震で「限界集落」と呼ばれた新潟県十日町市池谷集落の棚田を舞台に、都市住民と農村がともに関わる参加型の仕組みを通じて、地域資源の継承と交流人口の拡大を目指す。
新潟県十日町市の山間にある池谷・入山集落の棚田は、令和3年実施の棚田地域振興の積極的な取り組みを評価する「つなぐ棚田遺産~ふるさとの誇りを未来へ~(ポスト棚田百選)」に、全国271か所の中の1つとして認定された。この「池谷・入山棚田」で育てられた魚沼産コシヒカリ「山清水米」は、昼夜の寒暖差と清らかな雪解け水に育まれ、甘みと香りが豊か。津南醸造は、「山清水米」を原料に、日本酒の仕込みを担当し、完成したお酒はオーナーに届けられる。
「山清水米みんなの棚田」の日本酒オーナー制度
NPO法人地域おこしの棚田オーナー制度「山清水米みんなの棚田」は、一定の区画の田んぼをオーナーに割り当て作業して収穫した米を配当するのではなく、1つの田んぼを舞台に各オーナーと農家で協力して田植え、草取り、草刈り、稲刈りなどを体験(参加自由)する参加型、体験型のオーナー制度。既存の内容ではNPO法人地域おこしが栽培し、収穫した米の全体量に対し、割り当て面積に応じた分を配当米として送っている。
現在準備中の新たな日本酒オーナー制度は、日本酒を仕込む最低ロット(360リットル)以上のオーナーを募集する必要があるため、今回は日本酒オーナー制度に一緒に取り組むオーナーを募集する。
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