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2013.09.20 
配合飼料価格、2750円値下げ JA全農一覧へ

 JA全農は9月20日、10〜12月期の配合飼料価格を7〜9月期にくらべ1トンあたり約2750円値下げ(全国全畜種総平均)すると発表した。

 改定額は地域、畜種、銘柄によって異なる。値下げの要因はトウモロコシの輸入価格が値下がりしているため。 なお、7〜9月期の配合飼料価格の値上げに対しては、配合飼料価格安定基金による補てんが財源不足によって満額補てんできないことから国は緊急対策を決定した。あわせてJAグループも国の特別交付金と同額の1tあたり1325円を支出することを決めた。
 これによって生産者には1トンあたり▽安定基金の補てん=2400円▽国の特別交付金=1325円▽JAグループの系統基盤対策=1325円が支出され、実質的な満額補てん(1t5050円)が実現する。
 JA全農が発表した最近の飼料情勢はつぎのとおり。

【飼料穀物】
 トウモロコシのシカゴ相場は6月上旬には1ブッシェル(約25.4kg)6.5ドル前後で推移していたが、新穀の作付け面積が増加したことや、受粉期の7月の天候が良好で豊作が予想されたことから下落、現在は4.9ドル台で推移している。
 今後は早霜による単収の減少が懸念されているが、収穫が順調に進めば在庫率が改善することから、相場は弱含みで推移すると見込まれている。

【大豆粕】
 大豆粕のシカゴ相場は需給ひっ迫で7月上旬には1t600ドル水準まで上昇した。その後、新穀大豆の豊作期待感から大きく下落したが、8月中旬以降の雨不足で急騰、現在は530ドル台となっている。
 国内の大豆粕価格は長期的に国内での発生量が減少していること、食肉消費が拡大するアジアを中心に世界的に大豆粕の需要が拡大していることから需給が引き締まっていることから、今後も高値で推移するとみられている。

【海上運賃】
 米国ガルフ・日本間のパナマックス型海上運賃は、6月上旬には1t43ドル前後で推移していたが、南米産穀物の輸送需要の増加により、一時47ドル台となった。その後、夏場の荷動きが停滞したことから現在は45ドル台で推移している。
 今後は、新造船の竣工が増加する一方、北米からの穀物輸送が増加することから、海上運賃は堅調に推移するものと見込まれている。

【外国為替】
 6月上旬には1ドル98円前後だったが、その後、米国が金融緩和を縮小し、ドル金利が上昇するとの観測から一時は100円を超える円安となったが、現在は99円台で推移している。今後は、日米両国とも景気回復基調となっていることから、一進一退の相場展開が見込まれている。


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