バター3000t、脱脂粉乳1万tを追加輸入2014年10月1日
農水省は9月26日、バター、脱脂粉乳の追加輸入を決めた。
近年、夏の猛暑の影響や酪農生産者の戸数減少などを背景に、生乳生産量の減少傾向に歯止めがかかっていない。それにともない、バターや脱脂粉乳の在庫量も、漸減傾向にある。
こうした現状を踏まえ農水省では5月、秋以降の需要時期での安定供給を確保するためバター7000t(生乳換算8.6万t)の追加輸入を決めた。しかし依然として、需給が厳しい状況となっているため、さらにバター3000t(同3.7万t)、脱脂粉乳1万t(同6.5万t)を追加輸入することを決めた。
10月に農畜産業振興機構が入札を行い、27年3月末までに順次輸入し、国内需要者へ供給する。
(関連記事)
・脱脂粉乳、バター在庫量漸減 8月の牛乳乳製品(2014.09.26)
・バター7000t追加輸入 農水省(2014.05.22)
・25年度生乳生産量、2.1%減 農水省統計(2014.04.28)
・学校給食で牛乳中止 日本栄養士会が反論(2014.04.25)
・5月31日 牛乳と食文化を考えるフォーラム(2014.04.23)
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