飼料用サトウキビを中心に未利用資源で発酵飼料を 農研機構2015年4月6日
農研機構は飼料用サトウキビ「しまのうしえ」の栽培マニュアルと発酵TMR利用マニュアルを作成した。奄美・沖縄地域の飼料不足を解消し、肉用子牛の増産に貢献するものと期待される。
飼料用サトウキビ「しまのうしえ」は、乾物収量が従来の牧草の2倍に達する。一方、奄美、沖縄の南西諸島には黒糖焼酎粕やバカス(製糖用サトウキビの搾り粕)などの未利用資源がある。
マニュアルはこのサトウキビの利用方法と発酵TMRの製造法についてまとめた。特に「しまのうしえ」は飼料用トウモロコシと同じ収穫体系で、5月と8月の2回収穫が可能で、施肥は製糖用サトウキビの基準が適用できる。実証試験でも繁殖牛や育成牛用の飼料として使ったところ、慣行飼料との差はなかった。
この発酵TMRは、すでに鹿児島県徳之島町で市販が開始している。問い合わせは農研機構広報普及室(TEL)096‐242‐7682。
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