北海道の一貫肥育牧場 クラウドファンディングで支援募集 長沼ファーム2021年1月28日
北海道長沼町で一貫肥育牧場を運営する(有)長沼ファームは1月7日、オリジナル和牛「馬追(まおい)和牛」を少しでも多くの人に食べてもらうため、クラウドファンディングの CAMPFIREでプロジェクトを開始。3月21日まで支援を募集している。
長沼ファームは、「馬追和牛」の一貫肥育生産拡大に向けて取り組む牧場。2018年10月に発生した胆振東部地震の際は、震源地にあたる同社の安平分場は震度6強の大きな揺れに襲われたが、その復興のさなかに新型コロナウイルスの影響で和牛の需要の激減。困難が続いているが、365日愚直に牛たちと向き合っている。
馬追和牛のサーロイン
プロジェクトの「馬追和牛 美味しい和牛食べて下さい!」では、少しでも多くの人に「馬追和牛」の美味しさを知ってもらい、生産者が誰にでも誇れるブランドに消費者と創り上げていくことをめざす。同社は「まずは食べてみてください。そして、『美味しい』と思っていただけた方には、新しい和牛のマイブランドとして馬追和牛を選んでいただけると嬉しい。それが私たちの生産の励みにも繋がります」と話している。
長沼ファームでは、受精、妊娠期間、分娩、出生、育成、肥育のすべてのステージを管理し、現在は約1100頭を飼育している。同社で生まれた牛を個体管理することで、一頭一頭の性質を深く理解し、能力を引き出すことに努め、エサには良質な牧草・稲ワラ以外に発酵飼料(ビール粕サイレージ・米粕発酵飼料)などを与えている。「馬追和牛」は、肉の旨味成分であるオレイン酸含有率は50を越え、「旨味」「脂切れの良さ」などで評価が高い。
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