事業利益マイナスに転じる 上半期総合JA経営速報2015年1月20日
JA全中は15日、平成26年度上半期総合JAの経営速報を発表した。事業管理費、うち人件費ともに前年同期に引き続き減少となったが、事業総利益の減少が大きかったため、事業利益はマイナス9.6%の減益となった。
事業取扱高は貯金が前年同期比で2.2%増となったが、貸出金、長期共済保有高、購買品供給・取扱高、販売品販売・取扱高は、いずれも1.4%、2.7%、7.3%、1.2%のマイナスになった。
販売費販売・取扱高は前年同期のプラスからマイナスに転じた。25年産米の販売価格低迷と雪害による影響があったものとみられる。
一方、事業総利益は1.5%の減少となった。これは6年連続。信用事業が0.5%、販売事業が0.8%それぞれ増加したが、共済事業が1.3%、購買事業が8.2%それぞれ減った。
経費は、人件費を中心とする、事業管理費が引き続き減少しているが、事業総利益の減少幅がこれを上回ったため、事業利益はマイナス9.6%となった。信連・農林中金・JA共済連の出資配当の増加はあったが、経常利益も4.5%のマイナスとなった。
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