コスト削減をPR JA全農営農技術センターがマスコミに2016年3月24日
JA全農は3月23日、在京のマスコミ各社を招き、神奈川県平塚市にある営農・技術センターの現地視察会を行った。JA全農が農業の生産コスト削減や安全・安心な農産物の研究に取り組んでいる実態をPRした。
同研究センターは全農の研究部門で、農産物の生産から販売までの事業を技術面から支える組織。JA職員の講習・農産物商品開発・残留農薬検査から、肥料・農薬・生産資材・燃料などの研究を行っている。
視察では、特に同センターが開発した、水稲育苗ハウスを使ったJA全農式トロ箱溶液栽培システム「うぃずOne」や天敵による害虫防除の「バンカーシート」、フレキシブルコンテナの品質試験などを紹介した。
意見交換では、生産資材の流通、価格について、JAとホームセンターなどの商系の違いなどが焦点になった。出席したJA全農の山﨑周二常務は「安全・安心など、品質面で有益かどうかという農家サイドに立った事業を行っている。利益が目的ではないので、資材は販売するのではなく、供給と言っている」と、一般の企業の違いを強調して、協同組合組織への理解を求めた。
(写真)現地視察会の様子、天敵防除のバンカーシートによる試験ほ場
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