食と農に触れる婚活 25人参加 愛知県青協・JA全農・(株)ABC Cooking Studio2016年12月2日
JA全農は11月26日に愛知県一宮市で、同県青年組織協議会とABCクッキングスタジオの女性生徒を集めた料理教室型の出会いの場「Meet on Farm & Table(ミートオンファームアンドテーブル)」を開いた。同青協から14人、ABCクッキングスタジオの女性生徒11人が参加した。



女性は愛知県や岐阜県からの参加が多く、なかには岡山県からの参加者もいた。男女ともに30代を中心としたイベントとなり、終始和気あいあいとした雰囲気だった。
当日は愛知県青年組織協議会の加藤秀明委員長が「生産者との交流を通じて、愛知県農業のことを知ってもらうきっかけになると嬉しい」と挨拶を行い、同県の農業などについて語った。自己紹介では同青協会員が自分の栽培作物や経営などについて話した。
参加者は加藤委員長のイチゴハウスでイチゴ狩りやグループ対抗のクイズ(農業や料理、食がテーマ)で交流を図った。
イベント後半はABC名鉄百貨店一宮クッキングスタジオで、愛知の米と野菜を使ったパエリアや、収穫したイチゴを使ったサングリアなどの料理を作った。持参したエプロンを身に付け、男性も積極的に調理に参加した。
最後には連絡先とメッセージを載せたアプローチカードを交換。愛知県稲沢市祖父江町の「そぶえイチョウ黄葉まつり」への2次会に参加する人もいた。
同企画はJA全農が平成27年5月に全国で料理教室を運営する(株)ABC Cooking Studioと覚書を締結し、「地産地消」「国産農畜産物の多様な利用」につながる新たな取り組みの一環として行われた。開催地の魅力の発信や地域活性化、将来的には結婚による担い手支援などを見据えての開催。
JA全農の担当者は「Meet on Farm & Table(ミートオンファームアンドテーブル)をきっかけにJAでもこのような取り組みが広がればと思う」と話した。
9月に北海道で行われたツアー型の婚活参加者は現在も交流が続いているという。今後は来年2月に埼玉県、山口県で料理教室型を開催する予定となっている。
(写真)イチゴハウスでイチゴ狩りを楽しむ参加者、パエリア・手作りドレッシングのサラダ・サングリア、料理教室での交流
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