すべての都道府県で前年超え 2024年の県別農業産出額 トップは北海道2025年12月25日
2024年の農業産出額の上位5都道府県は、トップが北海道の1兆4817億円(前年比+13.2%)、2位が鹿児島県5689億円(+4.6%)、3位が茨城県5494億円(+21.1%)、4位が千葉県4533億円(+12.5%)、5位が青森県4119億円(+18.8%)だった。県別農業産出額は、47都道府県すべてで前年を上回った。資材高騰が続く中、農畜産物のブランド化など産地、JAの努力が結実したことに加え、米価上昇も追い風となった。農水省が12月23日に公表した。
産出額でわかる各県の特産品
上位5都道府県の農業産出額の推移
農業産出額は、県ごとの生産者の売り上げ総額に近い。各県の産出額はどんな品目で構成されているのか。産出額に占める上位の品目をみていこう。
広大な大地に産地が広がる北海道の産出額に占める上位の品目は、生乳4790億円(全国で1位)、米1841億円(2位)、肉用牛1247億円(1位)の順で、たまねぎも798億円(1位)と全国1位の品目が多い。
九州の南端に位置する鹿児島県は畜産が盛んで産出額の約7割を占める。産出額に占める上位品目は、肉用牛1192億円(全国2位)、ブロイラー1054億円(1位)、米326億円(25位)の順で、茶も157億円(1位)と盛んだ。
広い農地と東京との近さに恵まれた茨城県。上位品目は米1399億円(全国4位)、豚415億円(7位)、鶏卵366億円(2位)の順。337億円のかんしょも全国1位である。
千葉県の農業産出額は園芸(野菜、果実、花き)が約5割を占める。品目では、米1005億円(全国8位)、豚568億円(4位)、鶏卵397億円(1位)。125億円のだいこん(1位)など野菜作りに加え、花きも盛んだ(愛知に次いで2位)。
りんごで名高い青森県は、りんご1171億円(1位)、米955億円(10位)、豚313億円(9位)。やまのいも130億円は全国2位となっている。
「稼ぎ」では順位に変化、畜産は経費重く
部門・品目別産出額の都道府県の構成割合
生産者の「売り上げ」を示す農業産出額に対し「稼ぎ」を示す指標が「生産農業所得」だ。その都道府県別順位は農業産出額とはやや異なり、以下のようになる。
1位は農業産出額でもトップの北海道で6242億円(農業産出額に占める生産農業所得の割合は42.1%)。2位は茨城県で2002億円(36.4%)、3位は熊本県1744億円(42.4%)、4位は鹿児島県1623億円(28.5%)、5位は千葉県1537億円(33.9%)だった。農業生産にかかるコストは全般的に上がっているが、特に畜産は飼料費の高騰が大きく、産出額で2位の畜産県・鹿児島が生産農業所得では4位にとどまった一因とみられる。
重要な記事
最新の記事
-
生産現場の切実な願い トラクター&軽トラに載せ走る 令和の百姓一揆2026年3月30日 -
【JA運動と広報戦略座談会】現場の情報共有と発信へ 農業理解醸成の先導役に(1)2026年3月30日 -
【JA運動と広報戦略座談会】現場の情報共有と発信へ 農業理解醸成の先導役に(2)2026年3月30日 -
【JA運動と広報戦略座談会】現場の情報共有と発信へ 農業理解醸成の先導役に(3)2026年3月30日 -
【特殊報】ダイコン褐斑細菌病 国内未報告のAcidovorax属菌を確認 神奈川県2026年3月30日 -
【全農酪農部・服部岳部長に聞く】酪農基盤の強化・安定へ 広域流通整備で安定供給2026年3月30日 -
米の高温耐性品種 作付面積18.2% 前年より1.8ポイント増2026年3月30日 -
つながる力で未来をつくる 日本生協連の多村孝子常務執行役員が講演 協同組合懇話会が記念日の集い2026年3月30日 -
【農と杜の独り言】第10回 一人一人が行動する契機に "農イズム"の幕開けへ 千葉大学客員教授・賀来宏和氏2026年3月30日 -
「たすけあい story コレクション」の発表・認定式開く 応募5090作品から11エピソード認定 JA共済連2026年3月30日 -
九州代表決定「JA全農杯全国小学生選抜サッカー大会」優勝は「サガン鳥栖U-12」2026年3月30日 -
「世界男子カーリング選手権大会2026」男子日本代表チームを「ニッポンの食」で応援 JA全農2026年3月30日 -
全農ビジネスサポート 健康経営優良法人に2年連続認定2026年3月30日 -
阪神・淡路大震災の記憶を受け継ぐ 浜辺美波さん・福原遥さんが「たすけあい」アニメの結末を熱演 JA共済連2026年3月30日 -
名古屋大学と「産学連携に関する協定」を締結 JA愛知信連2026年3月30日 -
日本のコメは旨いか【森島 賢・正義派の農政論】2026年3月30日 -
【今川直人・農協の核心】全中刷新プラン2026年3月30日 -
【人事異動】(一社)全国農業会議所(4月1日付)2026年3月30日 -
「汚泥肥料、菌体りん酸肥料の肥効見える化アプリ」を公開 農研機構2026年3月30日 -
北海道生乳100%使用 国産シュレッドチーズ「森永おいしい熟成チーズ」新発売2026年3月30日


































