農畜産物商談会に5千人 自慢の商品PR JA全農・JAバンク2019年3月14日
JAグループ国産農畜産物商談会が3月12~13日、東京・丸の内の東京国際フォーラムで開かれた。国産農畜産物やその加工品の実際の取引につなげ、販路を拡大しようというもので、JA全農とJAバンクが主催。全国のJAを中心に関連会社、農事組合法人など約120JA・会社などが出展し、量販店のバイヤーなどの来場者に自慢の商品をPRした。
(写真)賑わった国産農産物商談会
展覧会場では全国のJAが、それぞれ地域独自の商品を並べ、試食を呼びかけながら青果物や6次産業化で開発した加工品などをアピールした。JA全農福島は、昨年10月にオープンした「菌床しいたけイノベーションセンター」で栽培した菌床の「愛情しいたけ」を出品。同センターは、菌床供給、技術指導など、県内の菌床しいたけ生産の拠点となる施設。原木しいたけが風評被害の影響を受けているなかで、安全でいいものを届けようという生産者の心意気をアピールした。
(写真)JA福島経済連の愛情しいたけ
また、盛岡市の農事組合法人となん(JAいわて中央)は「コシヒカリ」の米粉による「盛岡フォー」や「純米めん」などを5種類の麺類を出品し、「グルテンフリー」を売り込んだ。JA静岡経済連は「静岡茶ビール」をPR。自分で微粉末抹茶とビールを混ぜ合わせるのみ方で、茶の消費拡大を期待する。
(写真)農事組合法人となんの米粉加工品
農業経営者を育てるため6年前に開校した日本農業経営大学校の卒業生も出展。第1期の卒業生で熊本県大津町の中瀬健二さんは、貯蔵庫で一定期間熟成した焼き芋用のサツマイモを出品。いまはスーパーなどへ生芋で出荷しているが、「将来は直営の焼き芋店のチェーンをつくりたい」と、抱負を語った。
このほか、JA全農とその関連子会社、TAC(地域農業の担い手に出向くJAの担当者)、JF(漁連・全漁連)、6次化ファンド(農林水産業協同組合)ブースも、それぞれ独自開発した商品が並んだ。
(写真)農業経営大学校卒業生が栽培したサツマイモ
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