JAぎふ 多収性品種への転換などで5000万円所得増大 JA自己改革2021年10月21日
JAぎふは、米の買取販売の強化や、多収性品種への転換などへの取り組みで2019~2020年度の1年で約5000万円の所得増大効果を発揮した。
JAぎふは、ふるい下米の活用による買取販売を強化している。
統一紙袋を作成し、組合員からの集荷時に合わせてふるい下米も集荷。カントリーエレベーターでの集荷、選別作業で出てくるふるい下米と合わせてロットを大きくし、実需者などへ価格交渉することで単価の向上に取り組んだ。これによって2020年度には約225万円の所得増大効果を上げた。
また、多収品種で暑さにも強い新品種「にじのきらめき」への作付け転換も進めている。コシヒカリ並みの食味を持ち、栽培では直播栽培も導入してコストダウンを図っている。
JAは組合員に複数年契約や加工用米などの水田活用米穀の作付けを提案し、176haでコシヒカリなどから「にじのきらめき」へ作付けを転換した。その結果、単収は約160kg増大し、それによって約4690万円の所得増大効果を挙げた。
消費拡大にも取り組んだ。コロナ禍で家庭内消費が増えたことをふまえ、新たな販売手法として地域住民を対象にしたドライブスルー販売を行うなど消費拡大キャンペーンを実施した。
令和2年産米価格はコロナ禍で前年度にくらべ相対的に下落したが、新たな販売手法を取り入れたことで販売取扱い数量は前年度比約21%増加した。その結果、約120万円の所得増大効果を挙げた。
これらの取り組みの結果、合計で約5035万円の所得増大効果を実現した。
重要な記事
最新の記事
-
高温時代の米つくり 『現代農業』が32年ぶりに巻頭イネつくり特集 基本から再生二期作、多年草化まで2025年12月15日 -
「食品関連企業の海外展開に関するセミナー」開催 近畿地方発の取組を紹介 農水省2025年12月15日 -
食品関連企業の海外展開に関するセミナー 1月に名古屋市で開催 農水省2025年12月15日 -
「虹コン」がクリスマスライブ配信 電話出演や年賀状など特典盛りだくさん JAタウン2025年12月15日 -
「ぬまづ茶 年末年始セール」JAふじ伊豆」で開催中 JAタウン2025年12月15日 -
「JA全農チビリンピック2025」横浜市で開催 アンガールズも登場2025年12月15日 -
山梨県の民俗芸能「一之瀬高橋の春駒」東京で1回限りの特別公演 農協観光2025年12月15日 -
「NARO生育・収量予測ツール」イチゴ対応品種を10品種に拡大 農研機構2025年12月15日 -
プロ農家向け一輪管理機「KSX3シリーズ」を新発売 操作性と安全性を向上した新モデル3機種を展開 井関農機2025年12月15日 -
飛翔昆虫、歩行昆虫の異物混入リスクを包括管理 新ブランド「AiPics」始動 日本農薬2025年12月15日 -
農家がAIを「右腕」にするワークショップ 愛知県西尾市で開催 SHIFT AI2025年12月15日 -
鹿児島県「三島村フェア」開催 東京・日本橋で特産品を販売 離島百貨店2025年12月15日 -
三浦市・JA三浦市と開発「三浦大根を使った和風カレー」発売 石井食品2025年12月15日 -
最も注目を集めたPB商品は?「コメリドットコム2025年人気商品ランキング」発表2025年12月15日 -
青森県十和田市「スマート農業の推進」クラドファン型ふるさと納税で寄付募集 さとふる2025年12月15日 -
日鉄興和不動産と「日鉄興和不動産農業」設立 室蘭市でリンゴ生産開始 日本農業2025年12月15日 -
鳥インフル 米国からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年12月15日 -
新発田市と子育て支援協定「おめでとうばこ」プレゼント パルシステム新潟ときめき2025年12月15日 -
牛乳にまつわる話だけ SNS漫画雑誌『週刊土日ミルク』第3号発行 Jミルク2025年12月15日 -
グリーンコープ生協ふくおか 使用済み食用油を全店舗で回収開始2025年12月15日


































