JAの活動:ヒント&ピント ~JAの広報誌から~
広報活動・広報誌の価値 2017年11月27日
JAの事業・活動に広報の果たす役割は大きい。特に広報誌はJAと組合員、そして組合員家族をつなぐ絆である。同時にJAの活動、登場した組合員・家族の記録でもある。それを振り返り、あらためて広報の価値を教えてくれる3JAの広報誌を紹介する。
◆伝える「自己改革」
【JA熊本うき「うきうき」(熊本県)】
広報活動もJAの重要な事業の一つ。当然ながら日々、自己改革が求められる。JA熊本うきの「うきうき」はそれを意識し「伝える自己改革~広報活動編~」として広報誌と広報活動の内容、意義を紹介する。その中で「組合員に、あってよかったとJAの役割が再確認されるようにするには、改革の内容を広報できちんと伝える必要がある」と、同JA広報担当者は広報誌づくりへ意欲を示す。
なお「うきうき」はJA熊本中央会が今年初めて行なったJA広報コンクールにおいて、組合員向け広報誌の部で優秀賞(1位)、総合の部で優秀賞(2位)を受賞した。
◆あの時のあの子が...
【JA島原雲仙「こぶれ」(長崎県)】
JA島原雲仙の「こぶれ」はこの11月号で創刊以来200号となった。その全ての表紙を、4ページにわたって、色鮮やかに掲載されているのは圧巻である。最初は、地元で採れる果物や野菜だったが、37号からは子どもが表紙を飾るようになった。
現在までにその数160人(組)。広報誌とともに子どもの親には、記念として写真も渡し、喜ばれている。
1歳の時に載った子どもは、いまは14歳の中学生になっている。「これらの子どもが大きくなって親の農業を継ぐようなことがあったら、改めて取材したい。そのとき広報をやっているかは分からないが...」と広報担当者。
◆100家族の記念に
【JAふかや「みどりの風」(埼玉県)】
広報誌の表紙を家族写真で飾るのは珍しくないが、JAふかやの「みどりの風」は、平成13年の合併以来、隔月の発行で16年半、家族の写真を載せ続けてきた。この11月号で創刊100号となり、100家族が登場した。それも、いまどき少なくなった親・子・孫の3代、家族のつながりを感じさせる写真がほとんど。A4版の写真を贈っている。最初のころ登場した小学生は既に成人になり、また、鬼籍に入った人もいるだろうが、家族のよい記念となっている。
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