【インタビュー 赤松光・コープネット事業連合理事長】協同組合の価値・役割を無視した農業WG「意見」(下)2016年12月3日
官が民間を規制する統制経済化めざすもの
◆しっかりと国民にアピールすることが大事
――全農やJAグループへのメッセージはありますか。
ICAやJJCなど、世界の協同組合陣営からこの問題で声明がでたことは画期的なことです。
そのことを踏まえて、国民に協同組合とりわけ農協や全農などJAグループが、食料や農業、さらに地域で果たしている価値や役割をきちんとアピールしなければいけないと思います。この間の報道で、農業改革を阻害しているのは農協であり、農業改革=農協改革化のようなイメージが広がっています。
もちろん、過去の歴史を含めて農協や全農に問題が無いわけではありません。トライアングル体制の中で、補助金頼み、非効率な部分があったことも否めません。いま、地域の総合農協が、地域の農業を含めてどうしていくのか模索していると思いますが、私たちの知る限りでも真面目な農業者はたくさんいますし、農協も営農指導を強化されています。
今後、農協のインフラを地域に開放し、系統外の農家とも協力して、元気な農業、素晴らしい地域を作っていっていただきたいと思います。生協も、消費者・事業者の立場から、農業再生に協力していきたいと思います。
さらに、地域の困りごとを解決するために私たち生協や地域のNPOなどとも協力して取り組み、協同組合の価値を高め、よりよい社会を築いていきましょう。
――ありがとうございました。
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