今こそ見せよう! 底力 農山漁村女性の日2013年3月8日
全国女性農業委員ネットワークやJA全国女性組織協議会など8団体は3月7日、第26回「農山漁村女性の日」記念の集いを台東区立浅草公会堂で開いた。
この集会は農山漁村女性の地位向上と農林水産業・農山漁村の発展を図るため、3月10日の「農山漁村女性の日」を記念して毎年開いている。
今年のキャッチフレーズは「今こそ見せよう!農山漁村の底力」。全国から約700人が集まり、「農山漁村女性・シニア活動表彰」、「農山漁村女性男女共同参画優良活動表彰」の表彰式と農林水産大臣賞受賞者による活動報告などを行った(受賞者はこちらの記事から)。
全国女性農業委員ネットワークの船ヶ山美津子会長はあいさつのなかで「現在、全国に2171人の女性農業委員が活躍している。この集会には10回以上参加しているが最初の頃は農山漁村にとって男女共同参画とはどこ吹く風? というかんじだったが、たくさんの行動を起こし思いを発信してきた。各省の後押しで農業委員・農協の理事には徐々に女性が参画できるようになってきた」と語った。
来賓の加治屋義人農水副大臣は林芳正農相の祝辞を代読し「農林水産業の潜在的な可能性を引き出すためには攻めの農林水産業の展開が重要で、それにはアイデア、行動力に優れる女性の能力発揮が不可欠。農水省としても経営や地域の方針決定の場に女性参画をすすめるとともに、女性のネットワークづくりや新たなチャレンジをバックアップし、多くの女性が主体的に活動し能力を最大限に発揮できる支援を行っていきたい」と述べた。
また、佐村知子内閣府男女共同参画局長は「女性による安心・安全な農産物の生産や新しい特産品づくり、食育などが成長の糧となり、地域の魅力溢れる社会がつくれると期待している」と森まさこ内閣府特命担当大臣の祝辞を代読した。
集会最後には▽東日本大震災からの復興支援▽自然環境を守り育てる運動▽女性の社会参画の一層の促進▽農山漁村と都市との連携▽くらしにおける伝統文化の継承▽幅広い世代の女性の就業の活性化、の6項目を宣言した。
(関連記事)
・女性農林漁業者のビジネスチャンスめざしネットツールを開設 (2012.10.04)
・男女ともに協力し未来を築こう 農山漁村女性の日 記念の集い (2012.03.12)
重要な記事
最新の記事
-
「良き仲間」恵まれ感謝 「苦楽共に」経験が肥やし 元島根県農協中央会会長 萬代宣雄氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(1)2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(2)2025年4月30日
-
アメリカ・バースト【小松泰信・地方の眼力】2025年4月30日
-
【人事異動】農水省(5月1日付)2025年4月30日
-
コメ卸は備蓄米で儲け過ぎなのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月30日
-
米価格 5kg4220円 前週比プラス0.1%2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ防止対策徹底を 農業倉庫基金理事長 栗原竜也氏2025年4月30日
-
米の「民間輸入」急増 25年は6万トン超か 輸入依存には危うさ2025年4月30日
-
【JA人事】JAクレイン(山梨県)新組合長に藤波聡氏2025年4月30日
-
【'25新組合長に聞く】JA新潟市(新潟) 長谷川富明氏(4/19就任) 生産者も消費者も納得できる米価に2025年4月30日
-
備蓄米 第3回は10万t放出 落札率99%2025年4月30日
-
「美杉清流米」の田植え体験で生産者と消費者をつなぐ JA全農みえ2025年4月30日
-
東北電力とトランジション・ローンの契約締結 農林中金2025年4月30日
-
大阪万博「ウガンダ」パビリオンでバイオスティミュラント資材「スキーポン」紹介 米カリフォルニアで大規模実証試験も開始 アクプランタ2025年4月30日
-
農地マップやほ場管理に最適な後付け農機専用高機能ガイダンスシステムを販売 FAG2025年4月30日
-
鳥インフル 米デラウェア州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年4月30日
-
埼玉県幸手市で紙マルチ田植機の実演研修会 有機米栽培で地産ブランド強化へ 三菱マヒンドラ農機2025年4月30日
-
国内生産拠点で購入する電力 実質再生可能エネルギー由来に100%切り替え 森永乳業2025年4月30日
-
外食需要は堅調も、物価高騰で消費の選別進む 外食産業市場動向調査3月度 日本フードサービス協会2025年4月30日