農村交流6人に1人 都市生活者の調査2014年3月4日
ふるさとふれあいプロジェクト
ふるさとふれあいプロジェクト実行委員会は、都市農村交流の実態調査をまとめ、このほど発表した。それによると都市生活者の6人に1人が、直近の1年間で、都市農村交流を体験していることが分かった。体験者の割合・回数では阪神圏が首都圏を上回った。
この調査は2013年10月、首都圏・阪神圏に住む20?60代の都市生活者の男女2000人を対象に実施した。
それによると、都市農村交流(自然豊かな地域に出かけ、その地域でさまざまな体験や地域の人々とのふれあいを楽しむ余暇活動)の継続体験者は13.7%。これに体験中止者を含めると、全体の27.3%が交流を継続、もしくは過去に体験していることが分かった。また、1年以内に「都市農村交流」を行った人は全体で16.9%で、約6人に1人の割合だった。体験者の回数は1回が38.5%でもっとも多く、平均は2.79回だった。
体験内容のベストスリーは、「地域のお店で産品購入」、「果物の栽培体験や収穫」、「地域野祭りやイベント参加」。交流で使う金額は1回4000円程度。
全体に首都圏よりは阪神圏、男性よりは女性の体験回数が多く、首都圏が勝ったのは1回の交流に使った金額で、阪神圏の3772円に対して4439円だった。
なお、今回の調査から推計した都市農村交流体験の市場規模は、首都圏が265億円、阪神圏186億円となった。今後の体験意向者の数をもとに算出した市場ポテンシャルは1037億円となり、同実行委は「市場拡大への可能性が感じられる」と分析している。

(関連記事)
・グランプリは岩手県奥州市 都市農村交流活動(2013.10.24)
・8月30日、農都交流プロジェクト2013(2013.08.22)
・TPPや都市農業で要請 新世紀JA研究会(2013.07.12)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(167)食料・農業・農村基本計画(9)肥料高騰の長期化懸念2025年11月8日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(84)グルコピラノシル抗生物質【防除学習帖】第323回2025年11月8日 -
農薬の正しい使い方(57)ウイルス病の防除タイミング【今さら聞けない営農情報】第323回2025年11月8日 -
【注意報】冬春トマトなどにコナジラミ類 県西部で多発のおそれ 徳島県2025年11月7日 -
米の民間4万8000t 2か月で昨年分超す2025年11月7日 -
耕地面積423万9000ha 3万3000ha減 農水省2025年11月7日 -
エンで「総合職」「検査官」を公募 農水省2025年11月7日 -
JPIセミナー 農水省「高騰するコスト環境下における食料システム法の実務対応」開催2025年11月7日 -
(460)ローカル食の輸出は何を失うか?【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年11月7日 -
「秋の味覚。きのこフェア」都内の全農グループ店舗で開催 JA全農2025年11月7日 -
茨城県「いいものいっぱい広場」約200点を送料負担なしで販売中 JAタウン2025年11月7日 -
除草剤「クロレートS」登録内容変更 エス・ディー・エス バイオテック2025年11月7日 -
TNFDの「壁」を乗り越える 最新動向と支援の実践を紹介 農林中金・農中総研と八千代エンジニヤリングがセミナー2025年11月7日 -
農家から農家へ伝わる土壌保全技術 西アフリカで普及実態を解明 国際農研2025年11月7日 -
濃厚な味わいの「横須賀みかん」など「冬ギフト」受注開始 青木フルーツ2025年11月7日 -
冬春トマトの出荷順調 総出荷量220トンを計画 JAくま2025年11月7日 -
東京都エコ農産物の専門店「トウキョウ エコ マルシェ」赤坂に開設2025年11月7日 -
耕作放棄地で自然栽培米 生産拡大支援でクラファン型寄附受付開始 京都府福知山市2025年11月7日 -
茨城県行方市「全国焼き芋サミット」「焼き芋塾」参加者募集中2025年11月7日 -
ワールドデーリーサミット2025で「最優秀ポスター賞」受賞 雪印メグミルク2025年11月7日


































