14~15年度の実質GDP1.0~1.4%増2014年5月21日
農中総研が経済見通し
農林中金総研は5月19日、2014~15年の経済見通し(改訂)を発表した。それによると実質GDP伸び率は14年度1.0%、15年度1.4%の予想で、政府のめざす実質2%の成長路線への早期復帰は困難と分析する。
◆「2%の経済成長は困難」
2014年4月に消費税率が8%に引き上げられ、13年度末にかけての駆け込み需要があり、成長率は大きく加速した。このため、13年度末にかけての消費者物価は前年比1%まで上昇すると見込まれる。しかし、増税による実質所得の目減りが消費行動を徐々に変化させていくと思われる。
この結果、14年度の実質成長率は1.0%(前回3月時点の予測は0.9%)と予測する。
一方、15年度は、成長戦略などによる環境整備が徐々に進み、企業設備投資なども増加傾向をたどる。また15年10月に消費税率が10%に引き上げられることから駆け込み需要が見込まれるが、年度下期にはその反動が予想され、実質成長率は1.4%(前回も同じ)と予測する。
(関連記事)
・8月までに6県域が導入 JAバンクCS改善(2014.05.19)
・【新春特別講演会】日・中の対立回避し交流を 丹羽宇一郎氏(前中国大使)が講演(2014.02.07)
・14年度は成長停滞気味 農中総研が見通し(2013.11.20)
・【クローズアップ農政】成長産業か、重要産業か 所得倍増元年めざす26年度予算(2013.08.30)
・2014年度は経済足踏みへ 農林中金総研(2013.08.22)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(173)食料・農業・農村基本計画(15)目標等の設定の考え方2025年12月20日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(90)クロロニトリル【防除学習帖】第329回2025年12月20日 -
農薬の正しい使い方(63)除草剤の生理的選択性【今さら聞けない営農情報】第329回2025年12月20日 -
スーパーの米価 前週から10円上がり5kg4331円に 2週ぶりに価格上昇2025年12月19日 -
ナガエツルノゲイトウ防除、ドローンで鳥獣害対策 2025年農業技術10大ニュース(トピック1~5) 農水省2025年12月19日 -
ぶどう新品種「サニーハート」、海水から肥料原料を確保 2025年農業技術10大ニュース(トピック6~10) 農水省2025年12月19日 -
埼玉県幸手市とJA埼玉みずほ、JA全農が地域農業振興で協定締結2025年12月19日 -
国内最大級の園芸施設を設置 埼玉・幸手市で新規就農研修 全農2025年12月19日 -
【浜矩子が斬る! 日本経済】「経済関係に戦略性を持ち込むことなかれ」2025年12月19日 -
【農協時論】感性豊かに―知識プラス知恵 農的生活復権を 大日本報徳社社長 鷲山恭彦氏2025年12月19日 -
(466)なぜ多くのローカル・フードはローカリティ止まりなのか?【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月19日 -
福岡県産ブランドキウイフルーツ「博多甘熟娘」フェア 19日から開催 JA全農2025年12月19日 -
α世代の半数以上が農業を体験 農業は「社会の役に立つ」 JA共済連が調査結果公表2025年12月19日 -
「農・食の魅力を伝える」JAインスタコンテスト グランプリは、JAなごやとJA帯広大正2025年12月19日 -
農薬出荷数量は0.6%増、農薬出荷金額は5.5%増 2025年農薬年度出荷実績 クロップライフジャパン2025年12月19日 -
国内最多収品種「北陸193号」の収量性をさらに高めた次世代イネ系統を開発 国際農研2025年12月19日 -
酪農副産物の新たな可能性を探る「蒜山地域酪農拠点再構築コンソーシアム」設立2025年12月19日 -
有機農業セミナー第3弾「いま注目の菌根菌とその仲間たち」開催 農文協2025年12月19日 -
東京の多彩な食の魅力発信 東京都公式サイト「GO TOKYO Gourmet」公開2025年12月19日 -
岩手県滝沢市に「マルチハイブリッドシステム」世界で初めて導入 やまびこ2025年12月19日


































