バイオマス産業都市 新たに11市町村選定2017年10月5日
バイオマス都市とは、原料生産から収集と運搬、製造・利用まで経済性が確保された一貫システムを構築し、地域の特色を活かしたバイオマス産業を軸として環境に優しく災害にも強い地域づくりをめざす都市として平成25年度から選定してきた。
選定は、応募のあった地域ついて有識者で構成する委員会がヒアリングを行ったうえで決定した推薦案を7府省で決定した。
10月19日に農林水産省で認定証の授与式を行う。新たに選定された11市町村とおもな構想は以下のとおり。
▽北海道滝上町
=直接燃焼・熱利用(木質バイオマス)、バイオガス発電・熱利用(木質バイオマス、食品廃棄物)
▽北海道中標津町
= バイオガス発電・熱利用(家畜ふん尿・食品廃棄物)、液肥化・敷料化(家畜ふん尿)、炭化燃焼・発電・ 熱利用(木質バイオマス)、ペレット製造(しいたけ廃菌床(おが粉)
▽北海道鶴居村
=バイオガス発電・熱利用(家畜ふん尿、木質バイオマス)、液肥化・敷料化(家畜ふん尿)
▽青森県西目屋村
=住宅団地への木質ボイラー熱供給システム(林地残材、薪等)、公共施設への薪ボイラー導入、木質バイ オマス燃料の製造(薪等)、体験型観光業、環境教育事業推進
▽山形県飯豊町
=バイオガス発電(家畜ふん尿等)、木質バイオマス燃料製造及び熱供給システム(公共施設、住宅)
▽宮城県色麻町
=バイオガス発電第1期(畜ふん(鶏ふん、牛ふん)、産業・事業系廃棄物(食品残さ)、バイオガス発電第2期(家庭生ごみ、下水処理場等汚泥、農業残さ等)、地域内公共施設への熱供給システム、バイオガス事業と農業の連携(植物工場での熱利用)
▽栃木県大田原市
=直接燃焼発電(間伐材、林地残材、未利用材、一般廃棄物等)、熱利用(間伐材、林地残材、未利用材、一般廃棄物等)、バイオガス発電・熱利用(家畜排せつ物)、堆肥化・液肥化(家畜排せつ物)、地域材高度利用化(間伐材、林地残材等:直交集成板製造など)
▽群馬県上野村
=木質ペレット製造(間伐材)、バイオガス発電・熱利用(木質ペレット)、熱利用(発電所廃熱)
▽京都府京都市
=バイオガス発電(生ごみ、下水汚泥、木質バイオマス)、固体燃料化(林地残材、剪定枝等)、液体燃料 化(生ごみ、紙ごみ)、BDF(廃食用油)製造
▽広島県東広島市
=木質チップ、ペレットの製造(林地残材、伐採木)、ペレットのボイラー熱利用、菌床製造、食品廃棄物等の堆肥化
▽山口県宇部市
=バイオガス発電及び液肥有効利用(家畜ふん尿、食品廃棄物等)、固形燃料化(竹)、発酵化(紙ごみを 原料としたエタノール化)、再生パルプ製造(紙おむつ)
▽北海道滝上町
=直接燃焼・熱利用(木質バイオマス)、バイオガス発電・熱利用(木質バイオガス、食品廃棄物)
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