「災害に強い施設園芸づくり月間」を制定 農水省2018年10月31日
農水省は降雪前の11月と台風前の6月を「災害に強い施設園芸づくり月間」として設定し、期間中は積雪や台風による被害の防止に向けた技術指導の徹底と災害への備えとしての園芸施設共済及び収入保険への加入促進を行う。
近年、台風・大雪・地震などにより園芸施設の倒壊などの被害が多発している。そこで、降雪前の11月(11月1日~11月30日)と台風前の6月(6月1日~6月30日)に積雪や台風による被害の防止に向けた技術指導の徹底と災害への備えとしての園芸施設共済及び収入保険への加入促進を重点的に行うこととした。
被害発生時の特別対策は、過去に例がないような甚大な気象災害が発生した場合に限られるため、農水省は農業者に被害の防止に向けた技術指導や園芸施設共済への加入を促進している。
【期間中の取り組み内容】
◆パンフレット、ポスターの作成
▽被害防止に向けた技術対策の紹介
・(事前の対策)被覆材の点検、補修
・(降雪積雪中の対策)施設内の加温による積雪の落下促進など
▽園芸施設共済・収入保険のポイント
・園芸施設共済については、危険段階別掛金率の本格導入により、共済金の受取が少ない場合、翌年の掛金が下がる仕組みに改善。
・平成31年から、施設の損害は園芸施設共済、施設内の農作物の損害は収入保険でカバーできるようになり、施設園芸農家の補償が充実。
◆農林水産省職員による都道府県(普及組織を含む。)、市町村、農業協同組合などに対する要請(キャラバン)
▽農業者への技術指導の徹底
▽園芸施設共済・収入保険への加入促進
▽農業者への説明、パンフレット配布、地方単独事業での要件化等の取組状況の確認と更なる取組要請
(関連記事)
・災害復旧で即戦力を急募 愛媛県(18.08.28)
・【現地ルポ】3CEで品種構成を変えて荷受け 岱明地区CE JAたまな(熊本県)(18.09.07)
・【現地レポート・JA土佐あき(高知県)】「一元集荷」と「共同計算」は農業振興策そのもの(前編)(18.01.05)
・水田・畑作とイチゴ経営で【JA鳥取中央代表理事組合長 栗原隆政氏】(17.10.18)
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】早植え、普通期水稲に斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 熊本県2025年8月22日
-
【役員人事】JA全中(8月21日)2025年8月22日
-
JA全中専務に秋吉亮氏が就任(8月21日付)2025年8月22日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】コメ騒動の消費者側の要因2025年8月22日
-
(449)フードセキュリティの盲点:食卓を握る冷蔵・冷凍技術【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年8月22日
-
【JA人事】JAにしたま(東京都)新組合長に中村勝司氏(6月25日)2025年8月22日
-
ジェラート「カザロ」12周年祭 特別価格や限定商品、試食も JA全農福島2025年8月22日
-
新たなブランド米「白銀のひかり」 を視察研修 岩手県JA稲作部会連絡協議会2025年8月22日
-
「福岡県産ぶなしめじ・えのきフェア」25日から開催 JA全農2025年8月22日
-
「AMAZING COFFEE」とコラボ みのるダイニング札幌で限定アイテム販売 JA全農2025年8月22日
-
なめらかな食感と濃厚な味わいのイチジク「博多とよみつひめフェア」開催 JA全農2025年8月22日
-
「もしもFES渋谷2025」に「ザブトン教授の防災教室」を出展 JA共済連2025年8月22日
-
JA兵庫南特産「志方いちじく」予約販売開始 先着20人限定で300円OFF2025年8月22日
-
銘柄米の表示管理・偽装対策のDNA検査 新たに15品種を追加 ビジョンバイオ2025年8月22日
-
エコ農産物のPR販売拠点 今秋、都心にオープン 東京都2025年8月22日
-
2025年度研修No.5「間違いだらけの環境制御」開催 千葉大学植物工場研究会2025年8月22日
-
純利益8.15%減 全国13労働金庫の2024年度決算 ろうきん2025年8月22日
-
アフリカの農業振興と農村開発へ NECと国際農業開発基金がパートナーシップ開始2025年8月22日
-
クボタと三井住友銀行、アフリカ農機販売で業務提携 食料問題解決へファイナンス支援2025年8月22日
-
福島県産南郷トマト使用「モスの産直野菜フェスタ」山形県で開催 モスバーガー2025年8月22日