交雑認められず 29年度遺伝子組み換え植物調査 農水省2018年12月25日
農水省はこのほど「29年度遺伝子組換え植物調査」結果を取りまとめ、12月20日に公表した。
農水省は、平成18年度からセイヨウナタネやダイズの輸入港の周辺地域において、遺伝子組換えセイヨウナタネや遺伝子組換えダイズの生育状況、その近縁種との交雑状況の調査を実施している。
29年の調査では、これまでの調査結果と同様、主に運搬時にこぼれ落ちた種子に由来すると考えられる遺伝子組換えセイヨウナタネおよび遺伝子組換えダイズが生育していたが、その生育範囲の拡大および近縁種との交雑は確認されなかった。
具体的には、ナタネ類が17港において計387群落生育していて、うち遺伝子組換えセイヨウナタネは17港で計105個体発見された。
ダイズ及びツルマメは、10港のうち2港で計49個体採取され、そのうち遺伝子組換えダイズは1港で4個体育成していたものの、いずれの個体からも交雑を示す種子は得られなかった。
また、遺伝子組換えセイヨウナタネや遺伝子組換えダイズの生育地点は、主に陸揚げ地点近くの幹線道路沿いの植栽帯等だった。
農水省では、遺伝子組換えセイヨウナタネ等の生育状況等の経年的な変化を見るため、今後も調査を継続していくことにしている。
(関連記事)
・【国際ジャーナリスト・堤未果 氏に聞く】100年先の幸せを考える(18.12.21)
・【鈴木宣弘・食料・農業問題 本質と裏側】国民の命を守るのは生産者(18.12.13)
・遺伝子組換え作物を考える映画上映(18.12.03)
・遺伝子組み換え農産物でパブコメ実施(18.11.15)
・遺伝子組換え作物栽培面積は1億8510万haに 国際アグリバイオ事業団(18.06.27)
・日米ともに遺伝子組み換え表示厳格化法、実は「非表示」法?(18.05.17)
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】野菜類・花き類にタバコガ類 県内全域で多発のおそれ 兵庫県2025年10月20日
-
【注意報】野菜類、花き類にチョウ目害虫 県下全域で多発のおそれ 愛媛県2025年10月20日
-
【注意報】野菜類、花き類にオオタバコガ 県内全域で多発のおそれ 愛知県2025年10月20日
-
【浜矩子が斬る! 日本経済】今の日本経済にアホエノミクスは要らない 弱者切り捨て政策再び2025年10月20日
-
JAの良さ生かす内部統制 役員の役割、具体例から学ぶ コンプライアンス実践トップセミナー2025年10月20日
-
組織に求められるガバナンス・内部統制と理事の役割 アクセンチュア・プリンシパルディレクター信森穀博氏2025年10月20日
-
スマホやPCから入院・手術共済金請求を可能に JA共済アプリ新機能「Web請求」 JA共済連2025年10月20日
-
「ハロウィンスイカ」10月限定で出荷 約4000玉を見込む JA菊池2025年10月20日
-
すかいらーくHD発行のサステナビリティボンドに投資 JA共済連2025年10月20日
-
飛騨牛が30%OFF「JAひだ」合併30周年特別記念セール開催中 JAタウン2025年10月20日
-
石川の米や能登牛など約40商品「お客様送料負担なし」で販売中 JAタウン2025年10月20日
-
適用拡大情報 殺菌剤「パレード15フロアブル」 日本農薬2025年10月20日
-
首相選挙で見せた一部の野党の醜さ【森島 賢・正義派の農政論】2025年10月20日
-
食痕から「カモ被害」を識別する標準作業手順書を公開 農研機構2025年10月20日
-
公式キャラクター「トゥンクトゥンク」と「きぼうの種」が宇宙へ 帰還後にGREEN×EXPO 2027で展示 国際園芸博覧会協会2025年10月20日
-
鈴木宣弘氏の緊急提言 文春新書『令和の米騒動 食糧敗戦はなぜ起きたか?』発売2025年10月20日
-
福島県有数の米どころ 大玉村産初のブランド米「あだたらの恵」発売2025年10月20日
-
丸かじりできる涙の出ないタマネギ「スマイルボール」2025年収穫分を販売開始 ハウス食品2025年10月20日
-
ストレス発散に ザクッと砕ける「雷砕あげ 旨塩だれ味」新発売 亀田製菓2025年10月20日
-
物価高騰でふんばる「こども食堂」渋谷区ふるさと納税型クラファンで募集中 むすびえ2025年10月20日