輸出拡大へ体制を強化-農林水産省2020年1月6日
農林水産省は令和2年度から農林水産物・食品輸出本部を設置し輸出拡大に向けた体制の強化を図る。
新年度に農林水産大臣を本部長とする司令塔組織として農林水産物・食品輸出本部を設置するほか、食料産業局に輸出先国規制対策課(仮称)を設置するなど、輸出拡大に向けた体制を強化する(23人増)。
また、和牛遺伝資源の流通管理の適正化や保護を図るため、生産局畜産部畜産振興課に家畜遺伝資源管理保護室(仮称)を設置するとともに、優良な植物品種の海外流出の防止のために体制を強化する(12人増)。
そのほか、CSF、ASFなどの家畜伝染病や病害虫に対する国内防疫や水際検疫の適切な実施に向けた体制の強化(45人増)、農地・農業用施設への自然災害に対する防災、減災や国土強靭化のための体制も強化する(25人増)。政府が輸入・販売等を行う米麦のリスク管理を強化するため、政策統括官付貿易業務課に米麦品質保証室(仮称)を設置する。
農林水産省の令和元年度末の定員は2万763人。新年度に181人増員するが、減員も473人あるため令和2年度末の定員は2万471人となる見込み。
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