大阪で栃木グルメ堪能 栃木県農産物展示試食会2020年2月27日
関西での市場開拓に本腰を入れる栃木県は2月7日、流通関係者、外食産業、フードビジネス関係者、関西のメディア関係者約80人を集め、展示試食会「うまいでっせ!とちぎ~栃木県農産物展示試食会in大阪~」を大阪市内で開いた。
トークセッションの様子
栃木県は、農業産出額全国9位の農業県。半世紀以上、生産量で全国1位のいちごなど、関東や首都圏ではなじみ深いが、関西での流通は少なく認知度は低い。また、全国都道府県魅力度ランキングでも栃木県は43位と下位にとどまり、その理由の1つに西日本での認知度の低さがある。そこで、2018年に「栃木県大阪センター」を設置し、関西での農産物販路開拓、観光誘客、企業誘致などPRに取り組んでいる。
リーガロイヤルホテル大阪で開かれた展示試食会では冒頭、栃木県の福田富一知事が「栃木県には肥沃な土壌、日光連山より流れ出る清い水により、おいしい農産物がたくさん育まれている。中でもいちごの生産量は、半世紀以上連続日本一。いちご以外でも、米、野菜、畜産物など、今日はその栃木の食材を使った、素晴らしい料理をご試食いただき、魅力を伝えるまたとない機会。関西の流通、食関係の皆様にぜひ活用していただきたい」とあいさつした。
会場には栃木県の食材を使った料理が並び、同県のブランド黒毛和牛「とちぎ和牛」の鉄板焼きが人気を集めた。また、昨年11月の大嘗祭で東の米に選ばれた「とちぎの星」と国内生産2位のにらを使ったピラフや、国産かんぴょうのシェア98%を占めるかんぴょうと野菜のテリーヌなど栃木グルメに来場者は舌鼓を打った。
また、福田知事による栃木県の風土と農産物のプレゼンテーションや、「栃木の食はなぜ美味い?」と題したトークセッションも行われ、栃木県の食材を解説した。
◆栃木県からの出展コーナーも設置
栃木県からの出展コーナーには、JA全農とちぎや、県内食品メーカー、酒造メーカーが商品を展示。栃木県産酒造好適米「夢ささら」で仕込んだ地酒、栃木県産の果実を活かしたリキュールの試飲などが行われた。
来場者の一人は、「関西では、日光東照宮、宇都宮餃子と言えば知らない人はいないが、それが栃木県と結びつかないのでは。こんなにおいしいものがたくさんあることを、もっと関西で広めてほしい」と話していた。
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