引き続きイチゴのハダニ類多発生に注意 長崎県2020年12月3日
長崎県病害虫防除所は12月2日、イチゴのハダニ類について病害虫注意報第11号を発表。11月2日の注意報第10号に続き、ハダニ類の防除の徹底を呼びかけている。
イチゴのハダニ類寄生株率
長崎県が行った11月後期の巡回調査(25筆)によると、寄生株率は18.6%(平年4.1%)、発生ほ場率は72.0%(平年27.5%)と平年より高く、いずれも過去10年間で最も高くなっている。
防除対策では、イチゴの下葉の裏に寄生するハダニ類を除去し、古葉の整理を行った後、薬液が葉裏に十分かかるよう丁寧に散布する。ハダニの多発が確認されたほ場は、1回の薬剤散布では薬剤の付着むら等で十分な効果が得られない場合があるため、効果を確認しながら数回の連続散布を行う。
薬剤は同一系統の連用は避け、薬剤感受性低下の恐れが少ない気門封鎖剤や、異なる系統の薬剤による連続散布を推奨している。天敵(ミヤコカブリダニ、チリカブリダニ)を使用しているほ場でハダニ類が増加した場合は、天敵に影響の少ない薬剤を使用する。
すでに収穫期に入っているため、薬剤の使用時期などをラベルでよく確認し、使用基準を遵守する。散布の際は、薬剤がミツバチの巣箱にかからないように注意し、散布後はハウス内の換気を十分行うなど、ミツバチに影響の無いよう適切な管理を促している。
イチゴのハダニ類発生ほ場率
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