深谷市と連携協定 深谷ねぎのブランディング活動など実施 AGRI SMILE2023年3月2日
埼玉県深谷市と株式会社AGRI SMILEは3月1日、「アグリテックに関する連携協定書」を締結。同社が自治体と締結する初の連携協定となる。
「アグリテックに関する連携協定」を締結した深谷市の小島進市長(左)と
AGRI SMILEの中道貴也代表取締役
同協定は、深谷市の農業生産力・競争力・環境の向上や地産地消と農産物の販路拡大、同市の農産物ブランドに対する消費者のイメージ向上、農業経営安定化の促進などに関する事項で連携。資源や技術を活かし、深谷市の将来都市像の実現に向けて農業を基軸とした持続可能な社会の実現を図る。
連携ではすでに、(1)バイオスティミュラントを活用した深谷ねぎの減肥栽培、(2) 深谷ねぎの残渣を活用したバイオスティミュラントの開発と検証、(3)深谷ねぎのブランディング活動の3項目について実施が決まっている。
バイオスティミュラントを活用した深谷ねぎの減肥栽培では、深谷市内の管轄地域の深谷ねぎ圃場で、AGRI SMILEが厳選したバイオスティミュラント資材の検証を実施。化学肥料の使用量低減と、農業における温室効果ガスの削減に資する環境にやさしい栽培技術を検証することで、グリーンな栽培体系への転換を図る。具体的には、技術の効果や産地への適合性の検証、コストを含む導入効果を分析し、バイオスティミュラント資材活用の条件を整理し、栽培マニュアルを作成する。
「深谷ねぎの残渣を活用したバイオスティミュラントの開発と検証」について同社は、ねぎ残渣がバイオスティミュラントとして有効であると確認していることから、深谷市内で実際に排出された深谷ねぎ残渣を活用し、バイオスティミュラントの開発と検証を行う。また、「深谷ねぎのブランディング活動」としては、深谷市でのセミナー開催や同社の情報メディア等を通じて、バイオスティミュラントを使った栽培や環境保全農業に関する情報を発信。生産者と消費者に向けて深谷ねぎに関する情報を発信する。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(160)-食料・農業・農村基本計画(2)-2025年9月20日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(77)【防除学習帖】第316回2025年9月20日
-
農薬の正しい使い方(50)【今さら聞けない営農情報】第316回2025年9月20日
-
Sagra della Porchetta Italica(イタリアの伝統的な焼き豚祭り)【イタリア通信】2025年9月20日
-
【人事異動】JA全農(10月1日付)2025年9月19日
-
【注意報】ダイズ、野菜類、花き類にハスモンヨトウ 県内全域で多発のおそれ 滋賀県2025年9月19日
-
【浜矩子が斬る! 日本経済】トランプ流企業統治改変の怪しさと日本への影響2025年9月19日
-
【サステナ防除のすすめ2025】秋まき小麦防除のポイント 除草とカビ対策を2025年9月19日
-
農業土木・鳥獣対策でプロフェッショナル型キャリア採用 課長級の即戦力を募集 神戸市2025年9月19日
-
「ヒノヒカリ」2万9340円 JAおおいたが概算金 営農支援が骨子2025年9月19日
-
米価下落に不安の声 生産委員 食糧部会2025年9月19日
-
【石破首相退陣に思う】地方創生、もっと議論したかった 日本共産党 田村貴昭衆議院議員2025年9月19日
-
配合飼料供給価格 トン当たり約550円値下げ 2025年10~12月期 JA全農2025年9月19日
-
(453)「闇」の復権【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年9月19日
-
「1粒1粒 愛をコメて」来年産に向けた取り組み 令和7年度 水稲高温対策検討会を開催 JA全農ひろしま2025年9月19日
-
9月21日に第6回「ひろしまの旬を楽しむ野菜市」 「3-R」循環野菜や広島県産野菜を販売 JA全農ひろしま2025年9月19日
-
JA全農主催「WCBF少年野球教室」熊本市で27日に開催2025年9月19日
-
「長崎県産和牛フェア」東京・大阪の直営飲食店舗で開催 JA全農2025年9月19日
-
大阪・関西万博で「2027年国際園芸博覧会展 未来につなぐ花き文化展示」開催 国際園芸博覧会協会2025年9月19日
-
東京科学大学と包括連携協定を締結 農研機構2025年9月19日