スマート農業でグリーン栽培へ転換 岐阜県 みどり戦略基本計画2023年4月6日
岐阜県は3月14日、みどり戦略基本計画を公表した。スマート農業技術を活用したグリーンな栽培体系への転換や「ぎふ清流GAP」の実践を推進する。
有機農業の営農モデル現地検討
計画は岐阜県と県内全42市町村で作成した。期間は2023年度から27年度までの5年間。計画のおもな目標は以下のとおり。
▽有機農業の取組面積(2020年97ha):127ha(2027年)
▽グリーンな栽培体系への転換実施地区:10地区(2027年)
▽各部会の防除暦(化学農薬)のリスク評価:8品目(2027年)
▽主要品目の環境に配慮した栽培暦への変更:8品目(2027年)
▽ぎふ清流GAP実施率:35%(2025年)
ぎふ清流GAPは2020年に岐阜県が創設、食品安全、環境保全、労働安全などの観点から100以上の項目を評価して認証する。
取り組みのポイントは、スマート農業技術など省力化技術と環境に配慮した栽培技術を組み合わせたグリーンな栽培体系への転換の促進や、特産品や伝統野菜など地域の気候にあった作物を選び有機農業の取り組み面積を拡大することなどだ。
また、有機農業者のネットワーク化や地域内流通を促進し、幅広い販路に合わせた流通システムのを構築する。有機農業推進のため県推進体制と市町村、JA、農業者などで地域推進体制(プロジェクトチーム)を整備する。
販売面では、名古屋市内にあるアンテナショップやSNSなどでの情報発信も強化し、環境に配慮した農産物の消費を促進する。
重要な記事
最新の記事
-
「良き仲間」恵まれ感謝 「苦楽共に」経験が肥やし 元島根県農協中央会会長 萬代宣雄氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(1)2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(2)2025年4月30日
-
アメリカ・バースト【小松泰信・地方の眼力】2025年4月30日
-
【人事異動】農水省(5月1日付)2025年4月30日
-
コメ卸は備蓄米で儲け過ぎなのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月30日
-
米価格 5kg4220円 前週比プラス0.1%2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ防止対策徹底を 農業倉庫基金理事長 栗原竜也氏2025年4月30日
-
米の「民間輸入」急増 25年は6万トン超か 輸入依存には危うさ2025年4月30日
-
【JA人事】JAクレイン(山梨県)新組合長に藤波聡氏2025年4月30日
-
【'25新組合長に聞く】JA新潟市(新潟) 長谷川富明氏(4/19就任) 生産者も消費者も納得できる米価に2025年4月30日
-
備蓄米 第3回は10万t放出 落札率99%2025年4月30日
-
「美杉清流米」の田植え体験で生産者と消費者をつなぐ JA全農みえ2025年4月30日
-
東北電力とトランジション・ローンの契約締結 農林中金2025年4月30日
-
大阪万博「ウガンダ」パビリオンでバイオスティミュラント資材「スキーポン」紹介 米カリフォルニアで大規模実証試験も開始 アクプランタ2025年4月30日
-
農地マップやほ場管理に最適な後付け農機専用高機能ガイダンスシステムを販売 FAG2025年4月30日
-
鳥インフル 米デラウェア州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年4月30日
-
埼玉県幸手市で紙マルチ田植機の実演研修会 有機米栽培で地産ブランド強化へ 三菱マヒンドラ農機2025年4月30日
-
国内生産拠点で購入する電力 実質再生可能エネルギー由来に100%切り替え 森永乳業2025年4月30日
-
外食需要は堅調も、物価高騰で消費の選別進む 外食産業市場動向調査3月度 日本フードサービス協会2025年4月30日