有機表示しカナダへ酒類を輸出 有機酒類の相互承認は初 農水省2023年9月1日
農林水産省は8月31日、有機JAS認証を受けた有機酒類について、有機(organic)表示を付けて、カナダへ輸出できるようになったことを発表。輸入についても、カナダの制度による認証を受けた有機酒類を輸入し、JAS制度に基づき「有機」等と表示できる。
これまで、酒類を除く農産物、畜産物と加工食品については、日本とカナダとの間において有機JAS制度に基づいて輸出入されていた。2022年10月から有機酒類が有機JASの対象になったことから、農水省および国税庁がカナダと協議を行ってきた結果、有機酒類についても、有機JAS制度に基づき輸出入できるようになった。
2022年10月から有機酒類に有機JASマークを表示できるようになってから、今回カナダが初の相互承認国となる。これにより、有機食品の輸出入に係る手数料や手間が軽減され、輸出の増大等が期待される。
有機酒類に関し、カナダと合意した相互承認の内容は以下のとおり。
(1)日本からカナダへの輸出について
1.対象範囲
有機JAS制度に基づき、最終的に日本国内で生産、加工または包装され、格付がされた有機酒類
2.生産基準
有機加工食品の日本農林規格(令和4年9月1日財務省・農林水産省告示第18号)
(2)カナダから日本への輸入について
1.対象範囲
カナダの有機基準(COR)に基づき、最終的にカナダ国内で生産、加工または包装され、認証された有機酒類(有機JASの適用範囲に限る)
2.生産基準
Canadian General Standards Board
Organic Production Systems-General Principle and Management standard(CAN/CGSB-32.310-2020)
重要な記事
最新の記事
-
農政 変わるチャンスへ動く年に JA全青協通常総会2024年5月17日
-
新執行部の決意示す JA全青協が記者会見で抱負2024年5月17日
-
【注意報】小麦、六条大麦、二条大麦に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 栃木県2024年5月17日
-
【注意報】果樹全般にカメムシ類 県内全域で多発のおそれ 大阪府2024年5月17日
-
コメ・水田農業の将来に危機感示した渡辺会長【熊野孝文・米マーケット情報】2024年5月17日
-
【注意報】茶に炭疽病 県内全域で多発のおそれ 長崎県2024年5月17日
-
生命と財産守る活動 一歩ずつ前に JA共済優績組合表彰式 JA共済連2024年5月17日
-
(384)本当の「不平等状態」改正【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年5月17日
-
契約実行高、当期純利益で過去最高を更新 2024年3月期決算 JA三井リース2024年5月17日
-
【JA人事】JA帯広大正(北海道)森和裕組合長を再任(5月16日)2024年5月17日
-
北海道HACCP「食の安全にこだわる2024」発行2024年5月17日
-
濃厚マンゴーと愛称抜群のスイーツが登場 自由が丘「一果房」で17日から 青木商店2024年5月17日
-
スマート農業システム開発のディーピーティー「JAGRI KYUSHU」に出展2024年5月17日
-
「マッスルスーツ」累計出荷台数が3万台を突破 イノフィス2024年5月17日
-
米・米粉の可能性を広げるBtoB展示会を9月に開催 cotta2024年5月17日
-
農薬出荷数量は6.8%減、農薬出荷金額は3.0%減 2024年農薬年度3月末出荷実績 クロップライフジャパン2024年5月17日
-
【人事異動】ヤマタネ(6月1日付)2024年5月17日
-
売上高は15.5%減 2024年3月期決算短信 住友化学2024年5月17日
-
栃木県に「コメリハード&グリーン小川店」5月30日に新規開店2024年5月17日
-
過去77年間の小笠原諸島の植生変化を解明 人為的攪乱の履歴が生態系の復元可能性に影響 森林総研ら2024年5月17日