山形「雪若丸」新米発表会 イメージキャラクター6年目の田中圭が登場2023年11月2日
山形「つや姫」「雪若丸」ブランド化戦略推進本部は10月31日、山形のお米「雪若丸」新米発表会が開かれ、イメージキャラクター就任6年目となる俳優の田中圭さんが登場。また、「雪若丸アイデアおにぎりレシピコンテスト」の決勝審査も行なわれた。
折原会長(中央左)から田中さん(同右)へ「雪若丸」の米俵を贈呈
「雪若丸」新米の発表会では最初に、山形「つや姫」「雪若丸」ブランド化戦略推進本部・本部長を務める、山形県の吉村美栄子知事によるビデオメッセージが放映された。
吉村知事は記録的猛暑となった今夏を振り返り、米の栽培管理が難しい中でも善戦した雪若丸について「今年も全国の皆さまにおいしい新米をお届けできることを大変うれしく思っております」とコメント。
米どころ・山形県の存在感を一層高めてほしいと、今年の新米への期待を語った。続いて、山形県農業協同組合中央会・折原敬一会長が新米の一等米比率の高さに触れ、「大変優秀な品種であることの証明。これからも全国の皆さまに愛されるお米になれば」と挨拶した。
その後、笑顔で登場した田中さんは、イメージキャラクターに就任して6年目となる感想を聞かれると「おいしさを知ってくれてる方も増えてる」と話し、プライベートでも友人に渡すなど、個人的にPR活動を行なっていることを明かした。
新米がステージに運び込まれると、田中さんはお櫃を開けて匂いを嗅ぎ、「最高です」と一言。大きな一口で運ぶと、しみじみと噛み締め「うまい、ふわふわ」「やっぱり今年もおいしいですし、粒立ちは健在です」と太鼓判を押した。
「雪若丸」新米の炊き立てを口に運ぶ田中さん
第一部の終盤では新米に合うおかずをかけた山形県クイズを開催。田中さんは「間違えると結構危ないですよね」と不安げな表情を見せながらも、見事2問正解し、山形牛ステーキとカレーを獲得した。最後に、新米について「毎年、新米のおいしさにびっくりさせられることが続いていて。生産者さんのお気持ちが伝わってくるからか、雪若丸をこれだけ食べていても、新米にはうれしい驚きがある」とコメント。「毎年、お米っていいなと思う1日です」と、改めて喜びを口にした。
この日は、創意工夫をこらしたアイデアおにぎりレシピを募集した「雪若丸アイデアおにぎりレシピコンテスト」も実施。第二部では、スペシャル審査員に田中さんを迎え、決勝審査が行なわれた。
259件の応募の中から、「カリカリ豚肉と焼きトマトのおにぎり」「シンプルが一番!梅天かすおにぎり」「エゴマでくるんだ韓国肉味噌おにぎり」の3つが決勝に進出。ファイナリストが登壇し、「雪若丸の大粒で噛みごたえのある粒感をいかした」「雪若丸自体がおいしいので、シンプルに」「雪若丸の存在感がガッツリした料理と合うと思い、考案した」など、各自のアピールポイントを発表した。
「雪若丸アイデアおにぎりレシピコンテスト」の受賞者(前列)
田中さんはそれぞれ味わってうなずきながら審査。「皆さんのアイデアと愛情が詰まったおにぎりで、おいしくいただきました」と述べ、他の審査員との話し合いでは、「バチバチに意見を戦わせて、難航」したことを告白した。
審査の結果、優勝者は「エゴマでくるんだ韓国肉味噌風おにぎり」を考案した阿南美良さんに決定。田中さんは「本当に皆さんおいしくて、それぞれ感じたいいところがある」と伝え、「おにぎりとしての見た目がかわいくて、食べなじんでる焼肉定食のご褒美感」「王道の強さ」があると講評した。決勝に進出した3つのおにぎりは、11月から月替わりでTARO TOKYO ONIGIRIでの販売される。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(173)食料・農業・農村基本計画(15)目標等の設定の考え方2025年12月20日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(90)クロロニトリル【防除学習帖】第329回2025年12月20日 -
農薬の正しい使い方(63)除草剤の生理的選択性【今さら聞けない営農情報】第329回2025年12月20日 -
スーパーの米価 前週から10円上がり5kg4331円に 2週ぶりに価格上昇2025年12月19日 -
ナガエツルノゲイトウ防除、ドローンで鳥獣害対策 2025年農業技術10大ニュース(トピック1~5) 農水省2025年12月19日 -
ぶどう新品種「サニーハート」、海水から肥料原料を確保 2025年農業技術10大ニュース(トピック6~10) 農水省2025年12月19日 -
埼玉県幸手市とJA埼玉みずほ、JA全農が地域農業振興で協定締結2025年12月19日 -
国内最大級の園芸施設を設置 埼玉・幸手市で新規就農研修 全農2025年12月19日 -
【浜矩子が斬る! 日本経済】「経済関係に戦略性を持ち込むことなかれ」2025年12月19日 -
【農協時論】感性豊かに―知識プラス知恵 農的生活復権を 大日本報徳社社長 鷲山恭彦氏2025年12月19日 -
(466)なぜ多くのローカル・フードはローカリティ止まりなのか?【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月19日 -
福岡県産ブランドキウイフルーツ「博多甘熟娘」フェア 19日から開催 JA全農2025年12月19日 -
α世代の半数以上が農業を体験 農業は「社会の役に立つ」 JA共済連が調査結果公表2025年12月19日 -
「農・食の魅力を伝える」JAインスタコンテスト グランプリは、JAなごやとJA帯広大正2025年12月19日 -
農薬出荷数量は0.6%増、農薬出荷金額は5.5%増 2025年農薬年度出荷実績 クロップライフジャパン2025年12月19日 -
国内最多収品種「北陸193号」の収量性をさらに高めた次世代イネ系統を開発 国際農研2025年12月19日 -
酪農副産物の新たな可能性を探る「蒜山地域酪農拠点再構築コンソーシアム」設立2025年12月19日 -
有機農業セミナー第3弾「いま注目の菌根菌とその仲間たち」開催 農文協2025年12月19日 -
東京の多彩な食の魅力発信 東京都公式サイト「GO TOKYO Gourmet」公開2025年12月19日 -
岩手県滝沢市に「マルチハイブリッドシステム」世界で初めて導入 やまびこ2025年12月19日


































