「農泊インバウンド受入促進重点地域」40地域を選定 農水省2024年6月17日
農林水産省は、農泊地域への訪日外国人旅行者(インバウンド)の受入促進に向けて、農泊に取り組んできた地域の中から、「農泊インバウンド受入促進重点地域」の2次公募で12地域を新たに選定した。1次公募分の28地域と合わせ、選定した40地域への支援を通じ、農泊地域へのインバウンド誘客体制を重点的に強化する。
インバウンド需要の回復を受け、ゴールデンルートから農山漁村へ一歩踏み出す地方誘客と地方消費をより一層促すことが重要となっている。
農水省は、農山漁村滞在型旅行「農泊」に取り組む地域において、令和7年度までに年間延べ宿泊者数に占めるインバウンドの割合を、令和4年度実績の約2.5%から10%に向上させることを目標として、地域の取組を支援している。
農山漁村地域へのインバウンドの受入促進に向けては、的確なターゲット設定のもと、ソフト・ハード両面での利便性向上に向けた受入環境整備と、農泊の魅力を発信する海外向けのプロモーションを行うことが必要であることから、農水省は、「農泊インバウンド受入促進重点地域」の公募を2月に実施。全国の農泊地域のうちインバウンドの更なる受入を目指す28地域を選定した。さらにこのほど実施した2次公募では39地域からの応募があり、新たに重点地域12地域を選定した。
今後は、選定された重点地域に対して関係機関と連携し、以下の支援を実施する
・農山漁村振興交付金(農泊推進型)による追加的な受入体制整備を支援
・重点地域の宿泊・食事・体験等のコンテンツを紹介する特設webサイトやデジタルパンフレットによる情報発信、海外旅行会社等との商談会やモニターツアーの実施
・観光庁「地域観光新発見事業」について、重点地域を勘案した採択
・JNTO(日本政府観光局)による海外向けプロモーション
重要な記事
最新の記事
-
「良き仲間」恵まれ感謝 「苦楽共に」経験が肥やし 元島根県農協中央会会長 萬代宣雄氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(1)2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(2)2025年4月30日
-
アメリカ・バースト【小松泰信・地方の眼力】2025年4月30日
-
【人事異動】農水省(5月1日付)2025年4月30日
-
コメ卸は備蓄米で儲け過ぎなのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月30日
-
米価格 5kg4220円 前週比プラス0.1%2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ防止対策徹底を 農業倉庫基金理事長 栗原竜也氏2025年4月30日
-
米の「民間輸入」急増 25年は6万トン超か 輸入依存には危うさ2025年4月30日
-
【JA人事】JAクレイン(山梨県)新組合長に藤波聡氏2025年4月30日
-
備蓄米 第3回は10万t放出 落札率99%2025年4月30日
-
「美杉清流米」の田植え体験で生産者と消費者をつなぐ JA全農みえ2025年4月30日
-
東北電力とトランジション・ローンの契約締結 農林中金2025年4月30日
-
【'25新組合長に聞く】JA新潟市(新潟) 長谷川富明氏(4/19就任) 生産者も消費者も納得できる米価に2025年4月30日
-
大阪万博「ウガンダ」パビリオンでバイオスティミュラント資材「スキーポン」紹介 米カリフォルニアで大規模実証試験も開始 アクプランタ2025年4月30日
-
農地マップやほ場管理に最適な後付け農機専用高機能ガイダンスシステムを販売 FAG2025年4月30日
-
鳥インフル 米デラウェア州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年4月30日
-
埼玉県幸手市で紙マルチ田植機の実演研修会 有機米栽培で地産ブランド強化へ 三菱マヒンドラ農機2025年4月30日
-
国内生産拠点で購入する電力 実質再生可能エネルギー由来に100%切り替え 森永乳業2025年4月30日
-
外食需要は堅調も、物価高騰で消費の選別進む 外食産業市場動向調査3月度 日本フードサービス協会2025年4月30日