丹波市産農産物の統合ブランド「丹(まごころ)のやさい」誕生2024年8月9日
兵庫県丹波市のJA丹波ひかみ、丹波市商工会、丹波市観光協会、兵庫県丹波県民局、丹波市が連携する「丹(まごころ)の里」活性化推進協議会は8月8日、丹波市産農産物を統合するブランド「丹のやさい」を発表。また、「丹のやさい」を使った丹波市の新名物「丹のあんバターサンド」を開発し、いずれも販売を開始した。
「丹のやさい」ブランドロゴマーク
兵庫県最大の農地面積を誇る丹波市は、古くから丹波市ブランドとして知られる多種多様で特徴のある農産物を栽培しており、有機農業の歴史をもつ「有機の里」としても知られる。
「丹のやさい」は、農産物等直売所での販売を始め一般流通や消費者と直接取引している丹波市の生産者が栽培した農産物を総称したブランド。「まごころが通じ合う豊かなおいしさ」をコンセプトに、ブランド名の「丹」の字には、「丹念・丹精」など「まごころ」の意味もあり、豊かな土壌から四季折々の"まごころ"を込めた農産物を届ける。
「丹のやさい」は、市内各地の直売所や販売店で定める出荷基準を満たし、徹底した品質管理がなされたものや、生産者が信頼関係を築いた消費者や実需者と直接取引する農産物。さらに、「丹のやさい」の立ち上げにより、農産物の振興だけでなく、市内飲食店における需要と供給を拡大し、流通事業の拡大、食に関連した観光や体験につなげることで、丹波市全体がワンチームとなって取り組む。
「丹のあんバターサンド」の商品
同時に、最高級和菓子に使われる「丹波大納言小豆」を使った新しい名物「丹のあんバターサンド」の販売を開始。「丹のあんバターサンド」は、「あんこ」と「バター」を、各事業者の特徴を活かしたパン生地やカステラ生地や新しく開発したオリジナル生地などで挟み込んだ丹波市の新たな名物として期待がかかる。各店舗が持つ特徴と豊かなアイデアを自由な商品形態とした全店オリジナルな商品で、多様なご当地デザート・お土産が楽しめる。「丹のやさい」と「丹のあんバターサンド」は8月8日から順次丹波市から全国に流通をスタートする。
「丹のやさい」ブランドについて発表する丹波市の林時彦市長
◎「丹のやさい」の農産物一例
・丹波市春日町発祥であり400年以上の歴史を持つ「丹波大納言小豆」
・栽培の歴史が江戸時代からあり世界有数の粒の大きさ・色つやが特徴の「丹波黒大豆」
・万葉集にも高品質な産地とされていた歴史をもつ「丹波栗」
・農地面積の半分以上の生産規模を持つもっちりとした甘みが強い「丹波ひかみ米」
・丹波霧が発生する時期に収穫する事から霧芋と呼ばれ、粘りが強く風味が良い「丹波山の芋」
・このほか、果樹、野菜、穀物、多種多様な農産物すべてが丹波市の「丹のやさい」
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