6月から8月まで「農薬危害防止運動」2013年5月14日
農水省は5月10日、6月1日から8月31日まで「農薬危害防止運動」を実施すると発表した。
農薬危害防止運動は、農薬による人・家畜などへの危害を防止するため、農薬の適正な取り扱いや安全使用を呼びかける運動だ。
毎年、水稲、野菜、果樹など、病害虫や雑草の発生が増え、農薬の使用量が増えるこの時期にあわせて、ポスターの配布、新聞への記事掲載、農薬の適性販売・使用の指導強化などを行っている。
今年度の重点的取り組みとしては、「住宅地などでの農薬使用についての注意喚起、子どもや認知症患者などの誤飲を防ぐための適正な保管管理、水質への影響低減のための指導」(消費・安全局農産安全管理課農薬対策室)などを挙げている。
住宅地近隣での農薬の使用については、4月26日に農水省と環境省が「住宅地等における農薬の使用について」として、学校、病院、公園や住宅地近隣での農薬散布についての対策などを通知した。これの徹底を呼びかけていく。
水質への影響低減については、23年度に農薬の不法投棄や誤用などが原因とみられる河川への流出事例が複数報告されたことから、改めてこれらの指導を徹底する。
今年度の運動の実施概要については、農水省ホームページに掲載している。
(イラストは平成25年度農薬危害防止運動の啓発ポスター)
(関連記事)
・農薬による人的事故・被害 36件で48人(2013.03.28)
・数量5%減だが、金額は増 1月の農薬出荷(2013.03.21)
・農薬開発に供された虫を弔う 第57回虫供養 (2012.11.14)
・農薬の安全使用 周辺住民への配慮を 農薬工業会が講演会(2012.08.02)
・【農薬危害防止運動始まる】 農作物・生産者・環境の安全を守り、効率的な防除を(2012.06.04)
重要な記事
最新の記事
-
「良き仲間」恵まれ感謝 「苦楽共に」経験が肥やし 元島根県農協中央会会長 萬代宣雄氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(1)2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(2)2025年4月30日
-
アメリカ・バースト【小松泰信・地方の眼力】2025年4月30日
-
【人事異動】農水省(5月1日付)2025年4月30日
-
コメ卸は備蓄米で儲け過ぎなのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月30日
-
米価格 5kg4220円 前週比プラス0.1%2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ防止対策徹底を 農業倉庫基金理事長 栗原竜也氏2025年4月30日
-
米の「民間輸入」急増 25年は6万トン超か 輸入依存には危うさ2025年4月30日
-
【JA人事】JAクレイン(山梨県)新組合長に藤波聡氏2025年4月30日
-
【'25新組合長に聞く】JA新潟市(新潟) 長谷川富明氏(4/19就任) 生産者も消費者も納得できる米価に2025年4月30日
-
備蓄米 第3回は10万t放出 落札率99%2025年4月30日
-
「美杉清流米」の田植え体験で生産者と消費者をつなぐ JA全農みえ2025年4月30日
-
東北電力とトランジション・ローンの契約締結 農林中金2025年4月30日
-
大阪万博「ウガンダ」パビリオンでバイオスティミュラント資材「スキーポン」紹介 米カリフォルニアで大規模実証試験も開始 アクプランタ2025年4月30日
-
農地マップやほ場管理に最適な後付け農機専用高機能ガイダンスシステムを販売 FAG2025年4月30日
-
鳥インフル 米デラウェア州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年4月30日
-
埼玉県幸手市で紙マルチ田植機の実演研修会 有機米栽培で地産ブランド強化へ 三菱マヒンドラ農機2025年4月30日
-
国内生産拠点で購入する電力 実質再生可能エネルギー由来に100%切り替え 森永乳業2025年4月30日
-
外食需要は堅調も、物価高騰で消費の選別進む 外食産業市場動向調査3月度 日本フードサービス協会2025年4月30日