有機JAS農産物、米国への輸出可能に2013年9月30日
農水省は2014年1月1日から、有機JAS認定を受けた有機農産物・食品を、そのまま米国へ輸出できるように制度変更すると発表した。
主なWTO加盟国は「有機」の名称表示を規制しており、各国ごとに異なる規格を設けている。そのため、農産物・食品などを「有機」として輸出入するためには、各国の認証を取得する必要があった。
米国の有機農産物・食品は、すでに日本が米国の有機認証制度(NOP)と日本の有機JAS制度との同等性を認めており、2002年から輸入が認められていた。一方、米国はこれまで、日本の有機JASとNOPの同等性を認めていなかったが、このたび日本からの働きかけを受け、9月26日に双方で合意に至った。
これにより、2014年1月1日から日本で有機JAS認証を受けた有機農産物・食品に「organic」と付けてそのまま米国へ輸出することができるようになる。有機農産物などの輸出をめざす事業者にとっては、手数料や手間が省け、輸出しやすい環境が整えられたことになる。
(関連記事)
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