バイエルがJA全農と種子処理剤を共同開発2017年3月7日
バイエル クロップサイエンス(株)(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:ハーラルト プリンツ)は、JA全農と共同開発した種子処理剤「ルーチンFS」と「キラップシードFS」2剤の販売を、3月1日より開始した。
「ルーチンFS」は、いもち病防除の有効成分イソチアニルを含有する水稲育苗箱・湛水直播水稲用の種子処理剤だ。イソチアニルは、既存の薬剤耐性イネいもち病菌に対しても有効で、浸透移行性に優れており、長い残効性を有している。
「キラップシードFS」は、イネミズゾウムシ防除の有効成分エチプロールを配合する湛水直播水稲用の種子処理剤だ。エチプロールは浸透移行性に優れ、地上部だけでなく地下部にも分布することで、根部を食害するイネミズゾウムシの幼虫防除にも効果が高い。
同剤は、いずれも播種前の種籾に直接処理することで、本田での薬剤防除と比較し、大幅な省力化が可能となる。また同剤を処理した鉄コーティング種子は、約6カ月間の保存が可能であるため、農閑期に処理することにより、多忙な春先の作業を軽減できる。◎「ルーチンFS」概要
○適用作物:稲(箱育苗)・湛水直播水稲
○適用病名:いもち病
○希釈倍数:原液2倍
○使用時期:播種前
◎「キラップシードFS」概要
○適用作物:湛水直播水稲
○適用病害名:イネミズゾウムシ
○希釈倍数:原液1.5倍
○使用時期:播種前
両剤とも使用方法は塗沫処理、吹きつけ処理。荷姿は同じく400ml×20本で、3月1日より販売を開始した。販売は共に商系ルートがバイエル クロップサイエンス(株)、系統ルートはクミアイ化学工業(株)が担当する。
(写真)右から「ルーチンFS」「キラップシードFS」
重要な記事
最新の記事
-
花は見られて飽きられる【花づくりの現場から 宇田明】第71回2025年10月23日
-
続・戦前戦後の髪型と床屋・パーマ屋さん【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第361回2025年10月23日
-
「ゆるふわちゃんねる」登録者数100万人突破 JAタウンで記念BOXを限定販売 JA全農2025年10月23日
-
佐賀県発の新品種ブランド米「ひなたまる」デビュー記念 試食販売実施 JAグループ佐賀2025年10月23日
-
AI収穫ロボットによる適用可能性を確認 北海道・JAきたそらちと実証実験 アグリスト2025年10月23日
-
被爆・戦後80年 土浦市で被爆ピアノの演奏と映画上映 パルシステム茨城 栃木2025年10月23日
-
協同組合を3か月にわたり体験 インターンシップ修了報告会開催2025年10月23日
-
化学肥料7割・化学農薬5割削減で米を収穫 プラネタリーバウンダリーに取組 旭松食品2025年10月23日
-
愛知県「カインズ 岡崎美合店 」23日にグランドオープン2025年10月23日
-
アレンジレシピに感心 38ブース出展し「商品展示会」開催 パルシステム山梨 長野2025年10月23日
-
「移動スーパーとくし丸」ベルジョイスと提携 盛岡市で今冬から開業へ2025年10月23日
-
「アニマルウェルフェアシンポジウム」宮崎で開催 畜産技術協会2025年10月23日
-
需要に応じた生産が原理原則 鈴木農相が就任会見2025年10月22日
-
新農相に鈴木憲和氏 農政課題に精通2025年10月22日
-
鳥インフルエンザ 北海道で今シーズン1例目を確認2025年10月22日
-
【2025国際協同組合年】協同組合間連携で食料安全保障を 連続シンポ第7回2025年10月22日
-
身を切る改革は根性焼きか【小松泰信・地方の眼力】2025年10月22日
-
将来を見通せる農政一層前に 高市内閣発足・鈴木農相就任で山野全中会長が談話2025年10月22日
-
丸の内からニッポンフードシフト「NIPPON FOOD SHIFT FES.東京2025」開催 農水省2025年10月22日
-
来年の米生産 米価高を理由に3割が「増やしたい」米生産者の生産意向アンケート 農水省2025年10月22日