新規殺虫剤「オキサゾスルフィル剤」農薬登録を取得 住友化学2021年4月22日
住友化学は、新規有効成分「オキサゾスルフィル」を含有する水稲育苗箱施用剤「アレス箱粒剤」と混合剤「スタウト アレス箱粒剤」の農薬登録を4月21日付で取得。同時に「オキサゾスルフィル」を含有する製品として、「稲名人箱粒剤」(協友アグリ)、「ブーン アレス箱粒剤」(クミアイ化学工業)が農薬登録された。
有効成分「オキサゾスルフィル」は、住友化学が2020年までに主要市場向けの登録申請を完了するパイプラインの一剤として独自に発明。既存の殺虫剤とは異なる骨格をもつ新規原体で、1成分で水稲の主要害虫であるコウチュウ目害虫、ウンカ類、チョウ目害虫に加えイナゴ類などに効果を示す。近年問題化しているウンカ類やイネドロオイムシなどの薬剤抵抗性害虫にも有効。また、環境保全型農業で、使える農薬成分数が制限される場面でも、生産者に貢献できる。国内での販売は2022年を予定。
住友化学の農薬事業は、環境負荷の低減に留意し、農作物の安定生産と、世界の人口増加に向けて食糧増産の要請に応えるため、食の安全と安心を守ることに取り組んでいる。今後は既存剤に加え、オキサゾスルフィルを含めた新たなパイプラインの開発により製品ラインアップを拡充していく。
重要な記事
最新の記事
-
米粉で地域振興 「ご当地米粉めん倶楽部」来年2月設立2025年12月15日 -
25年産米の収穫量746万8000t 前年より67万6000t増 農水省2025年12月15日 -
【年末年始の生乳廃棄回避】20日から農水省緊急支援 Jミルク業界挙げ臨戦態勢2025年12月15日 -
高温時代の米つくり 『現代農業』が32年ぶりに巻頭イネつくり特集 基本から再生二期作、多年草化まで2025年12月15日 -
「食品関連企業の海外展開に関するセミナー」開催 近畿地方発の取組を紹介 農水省2025年12月15日 -
食品関連企業の海外展開に関するセミナー 1月に名古屋市で開催 農水省2025年12月15日 -
【サステナ防除のすすめ】スマート農業の活用法(中)ドローン"功罪"見極め2025年12月15日 -
「虹コン」がクリスマスライブ配信 電話出演や年賀状など特典盛りだくさん JAタウン2025年12月15日 -
「ぬまづ茶 年末年始セール」JAふじ伊豆」で開催中 JAタウン2025年12月15日 -
「JA全農チビリンピック2025」横浜市で開催 アンガールズも登場2025年12月15日 -
【地域を診る】地域の農業・農村は誰が担っているのか 25年農林業センサスの読み方 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年12月15日 -
山梨県の民俗芸能「一之瀬高橋の春駒」東京で1回限りの特別公演 農協観光2025年12月15日 -
迫り来るインド起点の世界食糧危機【森島 賢・正義派の農政論】2025年12月15日 -
「NARO生育・収量予測ツール」イチゴ対応品種を10品種に拡大 農研機構2025年12月15日 -
プロ農家向け一輪管理機「KSX3シリーズ」を新発売 操作性と安全性を向上した新モデル3機種を展開 井関農機2025年12月15日 -
飛翔昆虫、歩行昆虫の異物混入リスクを包括管理 新ブランド「AiPics」始動 日本農薬2025年12月15日 -
中型コンバインに直進アシスト仕様の新型機 井関農機2025年12月15日 -
大型コンバイン「HJシリーズ」の新型機 軽労化と使いやすさ、生産性を向上 井関農機2025年12月15日 -
女性活躍推進企業として「えるぼし認定 2段階目/2つ星」を取得 マルトモ2025年12月15日 -
農家がAIを「右腕」にするワークショップ 愛知県西尾市で開催 SHIFT AI2025年12月15日


































