ダイコン、キャベツ、ハクサイなど高値2017年12月4日
・12月の野菜の生育・価格見通し農水省
農水省は、12月1日、12月の野菜の生育状況および価格見通しについて主産地から聞き取りした結果を公表した。
現在の生育状況および12月の価格見通しは以下のようになっている。
根菜類のダイコンについては、千葉県で10月の台風による塩害で葉が損傷し肥大不足となり、11月の出荷数量が平年を下回った。一方、気温の低下で需要が増加し、価格が平年を上回って推移した。12月も前・後半とも高値で推移する見通しだ。ニンジンは、生育が平年並みで、12月の出荷量、価格ともに平年並みで推移する。
なお、土物類(バレイショ、サトイモ、タマネギ)については、出荷数量、価格ともに平年並みに推移する見通しだ。
葉茎菜類(ハクサイ、キャベツ、ホウレンソウ、ネギ、レタス)は、10月中下旬の長雨や台風による葉の損傷などの影響で肥大不足や生育が遅れるなどから、12月の出荷量が平年を下回り価格が高値で推移する見通しだ。
果菜類(キュウリ、ナス、トマト、ピーマン)については、それぞれの主産地の生育状況が平年並みなので、出荷量、価格ともに平年並みで推移する見通しだ。
なお、参考資料として「東京都中央卸売市場における指定野菜の価格の平年比」(農林水産省)を付した。
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