デリカアドバイザー養成研修 136人を修了認定 日本惣菜協会2020年3月17日
(一社)日本惣菜協会は、3月9日の修了認定審査会で136人を修了認定者に認定し、3月15日に「2019年度第2回デリカアドバイザー養成講座」の修了認定者を発表した。これにより同アドバイザー修了認定者は、約280社、2306人となった。
「デリカアドバイザー養成研修」は、惣菜売り場のスタッフが、惣菜を調理・販売する際の注意点、衛生や食品表示などの食品法令、バックヤード・厨房での作業工程などを通信教育で学ぶ研修で、小売業からの要望で2013年11月に始まった。
惣菜・中食産業は、少子高齢化、単身者増加、女性の社会進出増加などの社会環境の変化を背景に、市場規模10兆円を超える大きな産業へと成長し、今日、惣菜は国民の食生活に欠かせないものとなった。
それに伴い消費者の関心も高まり、売り場ではおいしさだけでなく、原材料や栄養成分についての素朴な質問や、健康や安全・安心に関わる事項などまで、さまざまな問い合わせがある。
このため、惣菜売り場で働く人たちが基本的知識を習得することは、店舗の信頼につながるとともに、食品表示制度の一翼を担う重要な役割を果たすことが可能となる。 この研修を採用している企業では、売り場のリーダーがデリカアドバイザーの資格を取得した後、テキストを他のパートタイマーなどへの教育教材として利用し、共に働くスタッフに伝えることで店舗全体の知識レベルの向上につなげている。また、資格取得後、デリカアドバイザー認定証を店頭に掲示でき、惣菜を購入する客の買い物サポーターとして「信頼される売り場」づくりを後押ししている。
次回のデリカアドバイザー養成研修受講の申込みは4月1日から5月末まで受け付けている。
(連絡先 日本惣菜協会 電話03-3263-0957)
◆デリカアドバイザー取得上位企業・団体と取得者数(2020年3月15日)
▽1位・(株)関西スーパーマーケット<171人>
▽2位・中部フーズ(株)<169人>
▽3位・(株)イズミ<123人>
▽4位・(株)平和堂<86人>
▽5位・(株)さとう<79人>
▽6位・(株)ベルク<74人>
▽7位・(株)デリカスイト<70人>
▽8位・日本ハム(株)<63人>
▽8位・(株)まつおか<63人>
▽10位・(株)フジデリカ・クオリティ<62人>
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