日本は米国より強い無力感 新型コロナによる生活者の日米意識調査 電通2020年5月15日
電通は、4月後半に全国20〜69歳の男女1000人を対象に「COVID-19生活者意識ナビゲーター(第1回日米比較編)」を実施した。同調査は、子会社のDentsu Aegis Network US Holdings, Inc.が米国で、新型コロナウイルスによる生活者意識の変化を、3月下旬から4月中旬にかけて実施したものと同じ内容を日本国内で調査したもので、日米で生活者意識に差が見られることが分かった。
調査では、生活者の心理を、(1)混乱・動揺、(2)変化への対応、(3)順応・適応、(4)収束の兆し、(5)収束後の生活へ、の5つのステージで調べた結果、日本では8割がまだ初期2ステージにあるが、米国ではステージ3以降がすでに46%となった。生活者の感情は、ストレスや無力感などが強い日本に対し、米国ではいったんはネガティブに振れた心情が徐々に通常に戻りつつある。また、できなくて恋しいもののトップは、日本では「旅行」、米国では「友人や家族と出掛けること」だった。
詳細は以下の通り。
(1)生活者の心理ステージ
新型コロナウイルスの影響下における生活者の心理変容を、5つのステージで捉えて傾向を把握すると、日本では26%が第1ステージの「混乱・動揺」にあり、ステージ2の「変化への対応」(55%)と合わせると約8割。一方、米国では第1、第2ステージの合計は54%で、ステージ3「順応・適応期」以降が46%とより前向きな傾向がうかがえる。
生活者の心理ステージ
(2)生活者の感情
日本は「ストレスを感じる」が最多。また「悲観的」な気持ちや「無力感」も米国よりも強い。米国では、感染者が急激に拡大した第2回目の調査以降ネガティブ感情が続いたが、 少しずつ適応できるようになっている人も増加傾向にある。
生活者の感情
(3)自粛生活の中で、できなくて恋しいと感じること
日本では最も恋しいものは「旅行」、次いで「レストランやバー等での外食」、「友人や家族と一緒に出掛けること」で4割が回答した。一方、米国では最も恋しいものは「友人や家族と一緒に出掛けること」で、「旅行」は4位と日米で違いがみられた。
自粛生活の中で、できなくて恋しいと感じること
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