Web加入者急増 総供給高は8か月連続前年超過 日本生協連2020年10月26日
日本生活協同組合連合会は、2020年上期の業績について取りまとめた。全国の主要地域生協の総供給高は8か月連続で前年超過となり、コロナ禍でWeb加入数が急増。5月以降も前年比2倍程度を維持している。
「高齢者等専用お買い物時間」を設定したコープこうべの店舗
全国65主要地域生協の2020年9月度の供給高(売上高)の速報は、 総供給高は2409億5500万円で前年同月比109.4%。2月からかカ月連続で前年超過となった。
宅配事業では、コロナ禍で外出が制限される中、地域生協は商品の配達に徹することで、宅配事業の供給高、利用人数、客単価ともに上期を通して前年を上回った。新型コロナウイルスの流行が始まった2月から受注に変化があり、マスクをはじめとした衛生用品が全国的に品薄となった。2月下旬の一斉休校を受け在宅時間が増えると、米などの買いだめの動きが広がり、その後、カップ麺、冷凍食品、パスタをはじめとした保存ができる商品の需要が多くなった。4月の緊急事態宣言後は巣ごもり需要が増え、家で料理を楽しめるホットケーキミックスなどの商品が品薄となった。
店舗事業では、コロナ禍での組合員の不安に配慮した様々な取り組みが全国で行われた。コープこうべでは「高齢者等専用お買い物時間」を設定し、高齢者や障がい者、妊産婦など社会的配慮の必要な人が安心して買い物できる取り組みを行った。また、コープおおいたでは、移動店舗販売や買い物送迎車の取り組みを行い、買い物弱者への支援に取り組んだ。さらに福井県民生協では、休校中の子どもがいる家庭向けに「福井県民生協休校支援宅配弁当」を開始した。
Web加入数は、コロナ禍で急増し3月~8月までの6か月間の新規加入は56.2万人。4月度の緊急事態宣言発令後にピークを迎え、前年比804%となり、5月以降は減少傾向にあるが、現在も前年比2倍程度を維持してる。
重要な記事
最新の記事
-
令和7年秋の叙勲 西沢耕一元JA石川県中央会会長ら93人が受章(農協関係)2025年11月3日 -
シンとんぼ(166)食料・農業・農村基本計画(8)農業の技術進歩が鈍化2025年11月1日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(83)テトラゾリルオキシム【防除学習帖】第322回2025年11月1日 -
農薬の正しい使い方(56)細菌病の防除タイミング【今さら聞けない営農情報】第322回2025年11月1日 -
酪農危機の打破に挑む 酪農家存続なくして酪農協なし 【広島県酪農協レポート・1】2025年10月31日 -
国産飼料でコスト削減 TMRと耕畜連携で 【広島県酪農協レポート・2】2025年10月31日 -
【北海道酪肉近大詰め】440万トンも基盤維持に課題、道東で相次ぐ工場増設2025年10月31日 -
米の1等比率は77.0% 9月30日現在2025年10月31日 -
2025肥料年度春肥 高度化成は4.3%値上げ2025年10月31日 -
クマ対策で機動隊派遣 自治体への財政支援など政府に申し入れ 自民PT2025年10月31日 -
(459)断食:修行から管理とビジネスへ【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年10月31日 -
石川佳純が国産食材使用の手作り弁当を披露 ランチ会で全農職員と交流2025年10月31日 -
秋の果実王 旬の柿を堪能 福岡県産「太秋・富有柿フェア」開催 JA全農2025年10月31日 -
「和歌山県産みかんフェア」全農直営飲食店舗で開催 JA全農2025年10月31日 -
カゴメ、旭化成とコラボ「秋はスープで野菜をとろう!Xキャンペーン」実施 JA全農2025年10月31日 -
食べて知って東北応援「東北六県絆米セット」プレゼント JAタウン2025年10月31日 -
11月28、29日に農機フェアを開催 実演・特価品販売コーナーを新設 JAグループ岡山2025年10月31日 -
組合員・利用者に安心と満足の提供を 共済事務インストラクター全国交流集会を開催 JA共済連2025年10月31日 -
JA全農と共同開発 オリジナル製菓・製パン用米粉「笑みたわわ」新発売 富澤商店2025年10月31日 -
【スマート農業の風】(20)GAP管理や農家の出荷管理も絡めて活用2025年10月31日


































