国産紅茶と国産ベルガモットを使用したクラフトジン完成2020年10月27日
(株)TeaRoomと、岐阜県郡上八幡でスピリッツを製造する辰巳蒸留所のコラボレーションによる、国産紅茶と国産ベルガモットを使用したクラフトジン「First Essence Earl Grey Gin」が完成。8月に商品化した、日本茶の生葉を使った日本初のクラフトジン「First Essence Tea Leaf Gin」に続き、今回はアールグレイジンを作った。

アールグレイはフレーバーティーの代表格として、ベルガモットの落ち着きある芳香が特徴であり、精油や香料によって味付けがされている。通常はセイロンやダージリン産の紅茶を用いて製造するが、今回は国産の紅茶にこだわった。
国産のベルガモットは、高知県を中心に近年生産が始まり、原料を提供する(株)にしごみはその先駆者的存在。気候上の特性から、市場に流通するほどの生産量はなく、希少性が高い国産ベルガモットと国産紅茶を使用したクラフトジンは、鼻に突き抜けるシトラスの香りと、国産紅茶の重厚感のある香りが合わさり、口の中でアールグレイが弾けるクラフトジンとなった。
日本のクラフトスピリッツ界の先駆者で辰巳蒸留所の辰巳祥平氏は「9月中旬の台風が影響し、季節外れで2か月早くベルガモットが届いた。まだ果実が小さいベルガモットだったが、果皮を触ると瑞々しく洗練されたシトラス香。今回はベルガモットの果皮と一緒にTeaRoomがブレンドした国産紅茶を蒸留することでアールグレイのジンをつくった。香りも味わいも余韻に至るまてアールグレイが弾けます」と話している。
現在、TeaRoomの商品は、「青淵-Ao-」「Restaurant Kabi」「Nui. HOSTEL & BAR LOUNGE」「ブルガリ イル・バール BVLGARI IL BAR」など、東京を中心としたバーやレストランで導入されている。今回の「First Essence Earl Grey Gin」は、同社のお茶を取り扱っている飲食店へのみ販売している。問い合わせは(メール)info@tearoom.co.jpへ。
平成25年から日本初の国産ベルガモットを栽培するにしごみ
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(174)食料・農業・農村基本計画(16)食料自給率その他の食料安全保障の確保に関する目標2025年12月27日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(91)ビスグアニジン【防除学習帖】第330回2025年12月27日 -
農薬の正しい使い方(64)生化学的選択性【今さら聞けない営農情報】第330回2025年12月27日 -
世界が認めたイタリア料理【イタリア通信】2025年12月27日 -
【特殊報】キュウリ黒点根腐病 県内で初めて確認 高知県2025年12月26日 -
【特殊報】ウメ、モモ、スモモにモモヒメヨコバイ 県内で初めて確認 高知県2025年12月26日 -
【注意報】トマト黄化葉巻病 冬春トマト栽培地域で多発のおそれ 熊本県2025年12月26日 -
【注意報】イチゴにハダニ類 県内全域で多発のおそれ 熊本県2025年12月26日 -
バイオマス発電使った大型植物工場行き詰まり 株式会社サラが民事再生 膨れるコスト、資金調達に課題2025年12月26日 -
農業予算250億円増 2兆2956億円 構造転換予算は倍増2025年12月26日 -
米政策の温故知新 価格や流通秩序化 確固たる仕組みを JA全中元専務 冨士重夫氏(1)2025年12月26日 -
米政策の温故知新 価格や流通秩序化 確固たる仕組みを JA全中元専務 冨士重夫氏(2)2025年12月26日 -
米卸「鳥取県食」に特別清算命令 競争激化に米価が追い打ち 負債6.5億円2025年12月26日 -
(467)戦略:テロワール化が全てではない...【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月26日 -
【スマート農業の風】(21)スマート農業を家族経営に生かす2025年12月26日 -
JAなめがたしおさい・バイウィルと連携協定を締結 JA三井リース2025年12月26日 -
「省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業」採択 高野冷凍・工場の省エネ対策を支援 JA三井リース2025年12月26日 -
日本の農畜水産物を世界へ 投資先の輸出企業を紹介 アグリビジネス投資育成2025年12月26日 -
石垣島で「生産」と「消費」から窒素負荷を見える化 国際農研×農研機構2025年12月26日 -
【幹部人事および関係会社人事】井関農機(1月1日付)2025年12月26日


































