コープデリ、4プロジェクトが「第8回グッドライフアワード」で受賞2020年12月1日
コープデリ生活協同組合連合会は、環境省主催の第8回グッドライフアワードで、「実行委員会特別賞サステナブルデザイン賞」を受賞した。

グッドライフアワードは、環境に優しい社会の実現をめざし、日本各地で実践されている「環境と社会によい暮らし」に関わる活動や取組を募集して紹介、表彰し活動や社会を活性化するための情報交換などを支援するプロジェクト。今回は、「環境・社会・経済」における各課題の解決をすすめる「美ら島応援もずくプロジェクト」、「佐渡トキ応援お米プロジェクト」、「お米育ち豚プロジェクト」、「ハッピーミルクプロジェクト」の4プロジェクトが、受賞した。同連合会は、いずれもフードチェーン全体が包括的かつ直接的につながり、さまざまな課題を共有し、改善と解決をすすめながら新しい価値を創造する取り組みと位置付けている。
<4つのプロジェクト」の概要>
◎美ら島応援もずくプロジェクト
沖縄県最北端にある伊平屋島はサンゴ礁に囲まれ、白く輝く砂浜はウミガメの貴重な産卵地。砂浜に流れ着く大量のゴミは、生きものが育つ環境を奪い、ウミガメが上陸できない。同連合会は、「ウミガメがやってくる伊平屋の海と自然を守りたい」という想いのもと、2010年伊平屋島産のもずく商品1点購入につき1円を寄付する「美ら島応援基金」を設立し、プロジェクトをスタートした。
◎佐渡トキ応援お米プロジェクト
新潟県佐渡島は、山間地まで田んぼが広がり、豊かな湧き水のたまり場はトキの餌場だった。明治時代に狩猟が解禁され、米作りは農薬が使用されるようになり、餌となる生きものが消え、トキは絶滅しました。同連合会は、佐渡市・JA佐渡・佐渡米生産者と一緒に「生きものと共生する米作りで、佐渡をトキのふるさとに」という想いのもと、2010年佐渡米の売り上げの一部を寄付する「佐渡トキ環境整備基金」を設立し、プロジェクトをスタートした。
◎お米育ち豚プロジェクト
お米は食文化の柱として輸入に頼らず消費をまかなうことができる作物だが、日本人一人当たりの米消費量はこの50年間で約半分に減った。田んぼは洪水や土砂崩れを防ぎ、生きもののすみかになるなど自然環境を守る役割がある。また、日本の飼料自給率は14%(2015年農水省調べ)。国産飼料に着目し、私同連合会は「日本の米づくりをささえ、田んぼを守る」という想いのもと、2008年にプロジェクトをスタートした。
◎ハッピーミルクプロジェクト
世界には5歳の誕生日を迎えられない子どもたちが530万人(2019年日本ユニセフ協会調べ)いる。アフリカでは自然災害や衛生環境の影響、栄養不良が関係し、多くの子どもたちが命の危険にさらされている。同連合会は、幼い命をまもるため「世界の子どもたちが健やかに安心してくらせること」を願い「コープマークの牛乳で子どもたちを笑顔に」という想いのもと、2008年にプロジェクトをスタートした。
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