運送会社が運営する日本酒「御湖鶴」IWCの純米吟醸部門で最優秀賞2021年6月29日
磐栄ホールディングス株式会社(福島県いわき市)は6月28日、子会社の磐栄運送が運営する日本酒ブランド「御湖鶴(みこつる) 純米吟醸 山恵錦」が、2021年の世界最大規模のワイン品評会「International Wine Challenge」のSAKE部門/純米吟醸部門で、最優秀賞の「純米吟醸トロフィー」に選ばれたことを発表した。
純米吟醸トロフィーに選ばれた、御湖鶴 純米吟醸 山恵錦
International Wine Challengeは、1984年から続く世界最大規模のワイン品評会で、毎年ロンドンで開催。SAKE部門には純米吟醸を含めて9つのカテゴリーがあり、2021年のSAKE部門全体では、1499銘柄が出品し、特に優れたものにトロフィーが贈られる。
「御湖鶴」を製造する諏訪御湖鶴酒造場は、長野県下諏訪町で唯一の蔵元である菱友醸造の破産を受け、同蔵元と交流のあるムラコシ精工を通じ磐栄運送が事業を承継した。CO2排出業者である同社は、クリーンエネルギーの創出となる再生可能エネルギー事業のほか、植物工場など農産品製造も手がけている。酒造業である「御湖鶴」も支援することで、自然と共存する蔵元の「再生」を手がけることになり、全国で唯一、酒類製造業の免許をもつ運送会社となった。
同社は、CO2排出に深くかかわる物流業の社会的責任として、CO2削減につながる太陽光や風力発電などの環境の「再生」にも積極的に取り組んでいる。またドライバーが慢性的に不足する労働環境の改善も必須課題として、M&Aにより同社グループとなった運送会社については車両や設備の「再生」を行い、ドライバーの安全面を強化。さらに、引退後のドライバーが働く場所を提供する目的で植物工場を開設し、安心して働ける環境の提供を進めている。
御湖鶴を製造する、諏訪御湖鶴酒造場(長野県)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(159)-食料・農業・農村基本計画(1)-2025年9月13日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(76)【防除学習帖】第315回2025年9月13日
-
農薬の正しい使い方(49)【今さら聞けない営農情報】第315回2025年9月13日
-
【人事異動】JA全中(10月1日付)2025年9月12日
-
【注意報】野菜類、花き類、豆類にハスモンヨトウ 県内全域で多発のおそれ 兵庫県2025年9月12日
-
【注意報】果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 佐賀県2025年9月12日
-
【石破退陣に思う】農政も思い切りやってほしかった 立憲民主党農林漁業再生本部顧問・篠原孝衆議院議員2025年9月12日
-
【石破首相退陣に思う】破られた新しい政治への期待 国民民主党 舟山康江参議院議員2025年9月12日
-
【石破退陣に思う】農政でも「らしさ」出しきれず 衆議院農水委員会委員・やはた愛衆議院議員(れいわ新選組)2025年9月12日
-
ドローン映像解析とロボットトラクタで実証実験 労働時間削減と効率化を確認 JA帯広かわにし2025年9月12日
-
スマート農業の実践と課題を共有 音更町で研修会に150名参加2025年9月12日
-
【地域を診る】個性を生かした地域づくり 長野県栄村・高橋彦芳元村長の実践から学ぶ 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年9月12日
-
(452)「決定疲れ」の中での選択【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年9月12日
-
秋の味覚「やまが和栗」出荷開始 JA鹿本2025年9月12日
-
「令和7年台風第15号」農業経営収入保険の支払い期限を延長 NOSAI全国連2025年9月12日
-
成長軌道の豆乳市場「豆乳の日」前に説明会を実施 日本豆乳協会2025年9月12日
-
スマート農園を社会実装「品川ソーシャルイノベーションアクセラレーター」に採択 OYASAI2025年9月12日
-
ご当地チューハイ「寶CRAFT」<大阪泉北レモン>新発売 宝酒造2025年9月12日
-
「卵フェスin池袋2025」食べ放題チケット最終販売開始 日本たまごかけごはん研究所2025年9月12日
-
「日本酒イベントカレンダー 2025年9月版」発表 日本酒造組合中央会2025年9月12日