愛媛西宇和みかん オリジナル販売袋で新たな需要を喚起 農ぷらす愛媛2021年12月6日
20品種を超える愛媛産柑橘を販売する農ぷらす愛媛(愛媛県八幡浜市)は、同県内でも名産地として知られる、県西南部 “西宇和産” みかんの販売を拡大。オリジナルデザインの専用販売袋を作り、コロナ下で新たなみかん購入者層の獲得を図る。

同社が新たに製作したオリジナル販売袋のコンセプトは、"愛媛・西宇和のみかんは、搾っても、食べてもおいしい!!"。手軽にむいて食べられる小さめサイズのみかんが消費者には人気だが、あえて大玉の2Lサイズみかんを袋に山盛りに入れ、そのままおいしく食べる食べ方だけでなく、輪切りの実を搾り器で搾るストレートジュースや、酒の割り材としての "マシマシ(増し増し)体験"、など"体験型"を意識した提案を加え、西宇和産みかんの楽しみ方を伝える。
愛媛・西宇和のみかんの新たなオリジナル販売袋
みかんのブランド産地である西宇和の特徴について、地元では「"三つの太陽"がある」と言われる。柑橘栽培に最適な環境として、(1)燦々と降り注ぐ空からの太陽の光、(2)波穏やかな宇和海の海面に反射する光、(3)みかん園地に積まれた石垣からの照り返し、の三つがその特徴で、コクが深く美味いみかんが育つ。
通常、みかん売り場では、比較的人気の高い小玉果を中心に販売され、大玉の優先順位は高くないと言われる。同社の吉良賢二専務は「愛媛・西宇和のみかんは大玉でもおいしい。食べて、搾って、飲んで、自由な楽しみ方で味わってほしい」と話し、西宇和産みかんの拡販と、大玉みかんの新しい売り方の一つとして定着をめざす。
搾っても食べてもおいしい西宇和のみかん
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