フードロス削減へ 植物工場産野菜を道の駅で販売 バイテックベジタブルファクトリー2023年9月25日
株式会社バイテックベジタブルファクトリーは、規格外品として廃棄していた生産野菜を、道の駅おおゆ(秋田県鹿角市)で、10月から販売開始する。
バイテックベジタブルファクトリー植物工場
バイテックベジタブルファクトリーは全国5か所に植物工場を保有し、フリルレタス、サンチュ、ケール、イタリアンパセリなどを生産・販売している。工場はすべて完全閉鎖型の水耕栽培で、天候の影響を受けず、年間を通して野菜を安定的に生産。農薬を使わず衛生管理を徹底し、GAP(農業生産工程管理)認証を取得している。
このほど、鹿角工場において、通常販売先に対する出荷時の重量調整にて間引く葉など、食べられる部分(可食部)をまとめ、規格外品として廉価販売する。同市にある道の駅おおゆに直送し、地産地消でフードロスの活動に取り組む。今後、他地域の植物工場(大館・七尾・中能登・薩摩川内)においても同様の取り組みを展開を予定している。
道の駅おおゆの担当者は「露地ものの葉物野菜が比較的少なく、冬になると新鮮な葉物野菜が高価になるような地域で、規格外品とは言え、完全閉鎖型の工場で安全・安心に育てられた野菜を、季節を問わず提供は地域で歓迎される。また、すでにカットされた状態で袋詰めされており、購入後すぐに食卓に出せるのも良い点」とコメント。また、バイテックベジタブルファクトリー の今西 淳一社長は「工場で丁寧に生産しつつも、通常顧客への出荷時の荷造りの際に間引く葉など、従来は廃棄するしかなかった。フードロスへの取り組みや、お世話になっている地域の皆様への食材の提供という社会貢献においても意義がある」と話している。
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