株式会社日本未来農業へ出資 アグリビジネス投資育成2023年10月6日
アグリビジネス投資育成は10月5日、さつまいもの栽培、干し芋の製造・販売を軸として、農産物の生産から販売まで一気通貫で手がける株式会社日本未来農業に出資したことを発表した。
日本未来農業は、同社取締役の久保居雅基氏が、日本・アメリカ両国で和食チェーンを展開するなかで、日本の高品質な農産物をグローバルに販売していきたいという想いから2021年5月に設立。グループ企業を通じて、茨城県におけるさつまいもの栽培、干し芋の加工、沖縄でのいちご観光農園の運営や、タイを拠点とした高糖度ミニトマトの栽培・販売の拡大を進めている。
主力のさつまいも事業は、約50ヘクタールの面積で有機栽培を展開しており、有機さつまいもの生産規模は国内トップクラス。また、そのさつまいも原料を使って自社工場において干し芋に加工し、国内トップクラスの生産規模を誇る。同社グループは、日本さつまいもサミットで、「ファーマーズ・オブ・ザ・イヤー」、「さつまいも・オブ・ザ・イヤー(紅はるか部門最高品質賞)」を2年連続で受賞。また、夏のさつまいも博2023の人気投票「干し芋部門」では1位に選ばれている。
さつまいもは、アジア・米国でも注目され、需要が高まっていることから、同社は、販路を持つタイを皮切りに、アジア・アメリカへ日本産さつまいもをの輸出に向けた取り組みを強化。また、販売網を活かして、日本の農産物と農産加工品の輸出を広く後押しする取り組みを進める。今後は、地元の行政機関等と連携を深め、「みどりの食料システム戦略」が打ち出している有機農産物の生産拡大にもつなげる。
アグリビジネス投資育成は、日本未来農業の事業が、生産者所得向上を通じた農業生産基盤と生産者組織の維持や、生産から輸出を一気通貫で進める取り組みが課題解決に資するものと評価し出資を決めた。出資後は、株主である日本政策金融公庫、農林中央金庫など系統組織等のネットワークを活用しながら、事業をサポートする。
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