シナネンホールディングスグループ初の営農型太陽光発電 自社運営を開始2024年1月16日
エネルギー・住まい・暮らしの総合サービス事業を提供するシナネンホールディングスの子会社で、環境ソリューション事業に取り組むシナネンファシリティーズは、茨城県鹿嶋市にあるソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)を購入し、運営を開始した。シナネンホールディングスグループでは初めて、ソーラーシェアリングを保有・運営する。
ソーラーシェアリングは、農地に太陽光発電設備を設置し、農作物を栽培しながら、発電する取り組み。これまで日本国内でも太陽光発電設備の設置が進んできたが、新設できる適地は減少傾向にある。一方、農水省によると、全国の耕地面積は432万5000haにのぼり、今後の太陽光発電設備の新設にあたり農地の有効活用が期待されている。
シナネンホールディングスグループは、総合エネルギーサービス企業グループとして、再生可能エネルギー事業やクリーン電力の販売事業等を通じ、2050年の脱炭素社会(カーボンニュートラル)の実現に向けた取り組みを積極的に推進。これまで、全国で太陽光発電施設を開発・運営してきたが、このほどソーラーシェアリングに進出する。その第1号案件として、シナネンファシリティーズが、茨城県鹿嶋市のソーラーシェアリングをセカンダリーで購入し、運営を開始した。
シナネンファシリティーズは、このソーラーシェアリングにおける発電設備の運営を担い、発電能力は49.5kW。発電した電力は、FIT(固定価格買取制度)を利用して売電する。同発電所ではにんにくを栽培している。
シナネンファシリティーズでは、同発電所を皮切りに国内におけるソーラーシェアリングの普及を目指す。
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