豆乳生産量 2025年度1~6月期107.4% 物価高でも市場拡大 日本豆乳協会2025年7月17日
日本豆乳協会は7月16日、2025年1‐6月期における豆乳市場の動向について発表。豆乳類全体の生産量は20万8057kl(前年比:107.4%)と拡大している。
2025年上半期における生産量を分類別に見ると、2008年より増加を続けている「豆乳(無調整)」の生産量はさらに伸長し、7万547kl(110.8%)。また、最も多く流通している「調製豆乳」でも9万7578kl(105.7%)、「果汁入り豆乳飲料」は、8409kl(105.8%)と伸長した。
コーヒーや紅茶など「フレーバー系の豆乳飲料(その他)」は2万3913kl(102.1%)、主に業務用を用途とする「その他」のカテゴリーでも、7610kl(120.8%)となり、豆乳市場全体としては、大幅な回復を見せており、出荷量においても生産量と同様の傾向を示した。
食材、飲料の値上げが進む中でも、豆乳市場が拡大している要因として同協会は、生活者の「健康的な食生活」への意識が強まり、栄養バランスやたんぱく質摂取、機能性成分(イソフラボンなど)への理解が深まっていることが要因としている。特に、2025年上期では、過去最高の生産量となっている無調整豆乳は、「植物性たんぱく質が豊富」で「健康に良い」という理由が選ばれている要因として挙がった。
また、ラテとしてコーヒー・紅茶に混ぜて飲む「ソイラテ」や、料理への活用、スイーツ・プリンなどフレーバー展開によって購入機会や利用シーンが広がり、特に若年層でのソイラテ人気も進んでいる。このほか、物価上昇とコロナ禍後の生活様式変化により外食需要は落ち込んでいるが、家庭で長期保存できる豆乳の利用が増加。生活者の買い控えにも耐える持続的な消費となっている。
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