食べ物とエネルギーの関係探る 農業者や専門家交えたオンラインイベント開催 パルシステム2025年10月30日
パルシステム連合会は11月8日、地球にやさしい持続可能なエネルギーについて、食料の生産や供給との共通点から探って考えるオンラインイベント「エネミラトーク食べものとエネルギー~見えなくても顔の見える関係~」を開催。しいたけ生産者や再生可能エネルギーの専門家など異なる立場から3人のゲストを招き、参加者と一緒に意見を交換する。

同イベントは「食べ物とエネルギー」をテーマに、食材の生産や運搬に必要不可欠なエネルギーを身近な問題として考える。化石燃料や原子力で生み出されたエネルギーは、地球温暖化による影響に苦労する産地でも使われている。気候変動を抑えるためには、エネルギー調達の仕組みをどのように変える必要があるのかを話し合う。
生産者からは、JAつくば市谷田部(茨城県つくば市)の原木しいたけ生産者で、なかのきのこ園代表取締役の飯泉厚彦さんが、福島第一原子力発電所事故に伴う放射性物質の影響で一時出荷停止に追い込まれ、出荷再開後も風評被害などの困難に直面した経験を語る。
また、再生可能エネルギー推進機構(東京都新宿区)の三宅成也社長は、再生可能エネルギーがもたらす価値を解説。専門家の視点から、国内外のエネルギー情勢や日本のエネルギー政策の問題点などを説明する。
最後に、国内の気候変動対策に声を上げ活動する環境NGOFoEJapan(東京都板橋区)の轟木典子事務局長も加わりクロストークを展開。さまざまな立場から、再生可能エネルギーの調達や供給の方法、自然環境保全との共生や、普及を進めて目指す未来を語り合う。
◎「エネミラトーク 食べものとエネルギー~見えなくても顔の見える関係~」開催概要
日時:11月8日 15:00~16:30
開催方法: Zoomミーティング ※アーカイブ配信を期間限定で公開予定
定員:500人
参加費:無料
申込締切:10月31日 12時
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