革新的技術開発・緊急展開事業を公募-生研センター2016年2月17日
農研機構生物系特定産業技術研究支援センター(生研センター)は、27年度補正予算で措置された「革新的技術開発・緊急展開事業」のうち「先導プロジェクト」の公募を2月12日から開始した。
昨年10月のTPP大筋合意にともない、外国産との差別化や現場の生産性をさらに向上させる技術を生み出し、生産者や産地が将来に夢や展望を持てるようにすることが重要との考えから、27年度補正予算で「革新的技術開発・緊急展開事業」を措置した。
この事業のうち、将来に向けて競争力の飛躍的な向上を図るため、まったく新たな生産・流通のあり方に挑戦し、新たな競争力の源泉を生み出す先導的な研究開発を支援する「先導プロジェクト」を12日から公募している。
研究内容は畜産・酪農、園芸、水田作、畑作、水産、林野の6分野。研究課題は、たとえば畜産では「国産和牛肉の新たな差別化のための評価指数及び育種手法の開発」、水田作では「米の市場開拓に向けた新形質系統・革新的加工技術の開発」などが示されている。
研究開発の実施期間は平成32年度までの5年間。公募期間は3月7日(月)まで。公募要領などは生研センターウエブサイトで。
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