育苗箱を有効利用 ミズナを養液栽培2016年8月29日
宮城県農業・園芸総合研究所は水稲育苗箱を使ったミズナなどの簡易養液栽培を開発した。これにより育苗期間以外での育苗ハウスなどの有効活用ができる。
水稲の育苗箱や育苗ハウス内の土壌は固く締められていることが多いため、そのままでは野菜栽培に向かない。そのため、宮城県では水稲育苗箱を使ったミズナやリーフレタスなどの葉菜類の簡易養液栽培法を開発した。
水稲用の育苗箱に培土を充填し、かん水チューブを1箱につき2本配置して播種や定植を行う。肥料を溶かした養液(EC1.2~2.6ds/m)を水中ポンプ、タイマー、電磁弁などを使って汲み取り、かん水チューブを通して育苗箱に撒く。給液量や1日のかん水回数は生育を見ながら調整する。
ミズナは2条播きも3条播きも収量は同等のため、同県では2条播きで行うことなどを提案している。
同県の担当者はこの栽培の注意点について「地下水では肥料などとあわない場合があるため、水道があった方がよい」と話した。昨年この方法を使って同研究所で作られたミズナは、道の駅やスーパーなどで販売された。
なお今年度からは農研機構東北農業研究センター主導の革新的技術開発・緊急展開事業(うち地域戦略プロジェクト)春タマネギで継続して開発を行っていく。
(写真)養液の入ったタンクと水中ポンプなどの装置。育苗箱1箱に2本のかん水チューブを配置。
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