【注意報】イネいもち病 県内全域で多発のおそれ 山口県2022年7月20日
山口県病害虫防除所は、イネいもち病(葉いもち、穂いもち)が県内全域で多く発生するおそれがあるとして、7月19日に病害虫発生予察注意報第4号を発令した。
葉いもちの発生株(写真提供:山口県病害虫防除所)
7月11日~13日の巡回調査で、葉いもちの発生ほ場率は32.6%(平年6.8%)、発病度は4.3(平年0.4)で過去10年間で最も高かった。葉いもちの発生は、6月下旬では平年並みだったが、その後の曇天等の天候不順により7月中旬に急激に増加した。
葉いもちの病斑。急性型(左)と停滞型(写真提供:山口県病害虫防除所)
7月14日に福岡管区気象台が発表した1か月予報では、降水量は平年並か多い、日照時間は平年並か少ない見込み。葉いもちの上位葉への進展や穂いもちへの感染が危惧される。
同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇上位葉まで病斑が進展している場合や急性型(浸潤型)病斑を認めた場合は、ブラシン剤、トライ剤、コラトップ剤等で直ちに防除を行う。
〇穂への感染を抑えるため、液剤または粉剤を使用して出穂前(穂ばらみ後期)と穂揃期の2回の防除を必ず行う。粒剤を使用する場合は出穂前に行う。
〇防除後も発生の拡大が認められる場合は、追加防除を行う。
〇防除薬剤は農作物病害虫・雑草防除指導基準を参考にする。
穂首いもち(穂首が褐変)(山口県病害虫防除所)
<防除上注意すべき事項>
〇箱施用剤を使用したほ場であってもほ場をよく見回り、同病の発生が認められた場合は防除を実施する。
〇降雨が続く場合の薬剤散布は雨の合間に実施する。その場合、散布後3~4時間は降雨がないことが望ましい。
〇粒剤は剤により使用時期が異なるので注意する。
〇薬剤散布の際は農薬使用基準を遵守し、周辺作物への飛散を防止するよう十分注意する
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