【注意報】いね斑点米カメムシ類 県下全域で多発のおそれ 山形県2022年7月22日
山形県病害虫防除所は、いね斑点米カメムシ類が県下全域で多く発生するおそれがあるとして、7月21日に病害虫発生予察注意報第1号を発令した。
アカスジカスミカメ(左上)とアカヒゲホソミドリカスミカメ(左下)、
メヒシバの穂に多数寄生するアカスジカスミカメ(写真提供:山形県病害虫防除所)
7月18~20日に実施した畦畔・農道等におけるすくい取り調査の結果、斑点米カメムシ類の発生確認地点率は88.6%(平年:80.2%)でやや高く、平均すくい取り虫数は36.4頭(平年:19.6頭)と多かった。特に、イネ科雑草が繁茂している畦畔・農道等で発生が多く、すくい取り調査では、数地点で100頭を超えるところが見られた。
向こう1か月の気温は高いと予報されており、斑点米カメムシ類の増殖及び活動が活発になると推測される。
同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇穂揃期及び穂揃期7~10日後の2回の基本防除を徹底する。なお、圃場の出穂状況をよく確認し、適期に防除する。
〇航空防除や無人航空機等による防除を計画しているところでも、天候等により防除時期が計画より遅れる場合には、個人防除を実施する。
〇水田内にイヌホタルイ等のカヤツリグサ科雑草やノビエが多いほ場では、斑点米カメムシ類の水田内での発生が多くなるので注意する。
〇出穂期前後の草刈りは、斑点米カメムシ類の水田侵入を促し、斑点米の発生を助長するので原則行わない。やむを得ず草刈りを行う場合は、水田の薬剤防除計画に合わせて実施する。
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